利用者様、ご家族の思いを叶え、安心な在宅生活を届けます。
こんにちは。
リカバリー採用担当の榎本です。
あっという間に12月となり、今年も残りわずかですね!
本日は、12月1日に実施したオールスタッフの様子と、西宮ユニットのエピソードをご紹介していきます。
1.オールスタッフミーティングの様子
本日は、感染症対策や健康診断に関する業務の連絡事項が中心でした。
また、寒い中での訪問業務と新型コロナウイルス対策の一環としての換気の徹底に感謝の気持ちを込めて、防寒対策のドリンクを各事務所に送ることの案内がありました。
昨年に引き続き、ホットドリンクのアソートが支給されます。
寒い中、訪問でまわっているスタッフへの心遣いがありがたいなと感じました☺
2.新入社員の紹介
今回入職オリエンテーションに参加したのは、11月15日に入職してくれた新宿ユニットの理学療法士Sさんと、12月1日入職の杉並ユニットの理学療法士Oさん、西東京ユニットの看護師Mさんです!
本日のオリエンテーションは、全員東京配属のため本社でリアル開催でした。
みなさん、これからどうぞよろしくお願いいたします!
3.西宮ユニットのepisode
今月は西宮ユニットの紹介です。
兵庫県の西宮市にある事務所ですが、来年春には尼崎市にも事務所を開設予定です!
西宮ユニットからは、理念の「利用者目線で安心な在宅生活を送る」に関するエピソードの発表がありました。
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テーマ「認知症と心疾患をお持ちの利用者様との関わり」
認知症と心不全・心房細動をお持ちの利用者様Aさんとご家族との関わりを紹介します。
Aさんは、心不全の悪化で、訪問看護の介入前は入退院を繰り返している状況でした。
入院中は、急激な生活環境の変化から認知機能も低下し、入退院をすることで混乱されてしまうことがありました。一緒に生活したいと考える娘様も、介護が難しいと感じている状態でした。
そのような中で、訪問看護の介入がはじまりました。
当初、認知症の影響もあり、ヘルパーの介入やデイサービスの利用拒否が強く、看護ならなんとか受け入れていただける状況でした。
認知機能に関連した混乱は軽快しておらず、ご家族も「介護の難しさ」を吐露されていました。
そこで、まずは認知症のレベルに応じた内服調整を主治医と相談しました。また、外出が難しい状況だったため運動の目的でリハビリも開始しました。
他者の介入に慣れたところでデイサービスのご利用も案内し、週1回から利用開始となりました。送り出しには、ヘルパーの導入もでき、混乱されることは少なくなってきました。
しかし、混乱されることが少なくなってきた矢先に椅子に乗った際に転落され、骨折で入院し、心不全の増悪もあり一時は危篤状態となりました。
その後状態は軽快し、歩行器を利用しながら付き添えば歩ける程度まで改善したため退院しました。
退院後はリハビリの回数を増やし、在宅往診医の調整、デイサービスの増回、定期的なショートステイの利用などを徐々にすすめていきました。心不全症状も主治医へ往診相談しながら、内服処方などで増悪することなく経過されています。
「認知レベルに合わせた内服の調整を行うこと」、「刺激となる環境調整ができたこと」で認知症に関連したトラブルは少なくなり、心不全の増悪を防ぐことできました。
その結果、ここ10ヶ月は入院することなく、娘様も「安心して仕事ができる」とお話しされています。共有ノートの作成をしていただき、介護も仕事と両立できるようになっております。
担当変更をしてもたまに同行すると「いや〜、久しぶり!元気やった?ってあんたに言ってたら世話ないわ。」と冗談も話され、デイサービスでの出来事などもお話してくださいます。ご家族やケアマネジャーさんも非常にお元気な姿にとても喜んでおられます。
私達ができることはたくさんはないかもしれないですが、利用者様やご家族が「どう思ってどこで生活をしたいのか」を考え、医療従事者としての知識を持ちつつ、これからも「安心な在宅生活」を目指して日々の訪問看護に取り組んでいきたいと思います。
おわりに.
西宮ユニットのエピソードはいかがだったでしょうか。
利用者様、ご家族ともに安心安全に過ごせるようになった、あたたかいエピソードだなと思いました。
西宮ユニットでは、看護・リハビリスタッフを募集しています!
説明会や体験同行も行っていますので、ご興味がある方はぜひお問い合わせください☺
ここまでご覧いただきありがとうございました。