うつが終わった時のサポートが大事だと思う(双極症)
一番大きな躁状態が終わったのが、もうすぐ春という頃でした。躁の後に3か月くらいうつが来ました。そのうつは苦しかったです。抜けしたくてたまりませんでした。
うつが終わろうとするとき、私は家族に相談しないで「何かやろう」と決めてしまいました。
仕事に戻ることは無理だから(自分でそう思っていました)、今まで長くやってきたことの中から(サークル、アロマテラピー、語学)活動を再始動しようと。
それは今考えれば、新たな躁の始まりだったのだろうと思います。
あの日に戻れたら、活動はあまりやらなくてもよかったと思います。まず家族に相談した方がよかったと思います。
家族は反対でした(私はそれを知っていました)。私はその意見を聞きませんでした。サークルも、極めるまでやりました。しかし躁鬱の波が治まったとか、躁鬱がよくなったわけではありませんでした。
「やれるだけやったという経験は大事」と書くと、それはそうだと思われるかもしれませんが、それは子供さんや健常な人に当てはまることで、実は「そこまでしないうちに止めてあげる」ということが双極症の人には大切だと、当事者として思います。
また、双極症の人が何か始めようとしている時に、
「何のためにそれをやろうとしているの?」
「躁鬱の波を小さくすることは考えているの?」
などの質問は、嫌がるものではないかと思います。そう聞かれて少しでもイラっとするなら、やっぱり躁の始まりを懸念しなければいけないと思います。
ウツから立ち上がる時の選択は大事で、(なぜならそれは躁の始まりかもしれないから)、その時期のサポートが必要だと思います。