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【#Where It Starts】自身の経験から発酵を通して食の大切さを伝える

Rebaseでは「Get Together 和をひろげる」をミッションに掲げ、たくさんのことのはじまりに満ち溢れた世界を目指しています。

「#Where It Starts」は場所を通じて、和をひろげてきたゲストのストーリーを紐解く企画です。第3回目となる今回はご自身の経験から「発酵料理」を通じて、食の大切さを伝える活動をしている三井沙知さんにストーリーをお伺いしました。

今回利用していただいたのはインスタベースに掲載されている代々木駅から徒歩4分のキッチンスペース【リノスぺkitchen代々木】です。

窓が大きく日中は光が差し込むキッチンスペース。調理家電や食器も充実しており、お料理教室にぴったりの空間です。

—レンタルスペースでお料理教室を開くことの魅力について教えてください

場所に縛られることがなく、色々な場所で教室を開けることを魅力に感じています。1ヶ所の場所だと来れない人が出てきてしまうのですが、色々なところで自由に教室を開くことができるので場所によって違う人と出会うことができたり、違う空間になったりするのが楽しいです。

—沙知さんがやっている活動について教えてください

主に発酵料理の教室を通して、発酵の素晴らしさを広げるための活動をしております。

発酵料理というと発酵食品のキムチとかヨーグルトとか、納豆とかをイメージされる方が多いかなと思いますが、発酵料理というのは、お酢やお味噌など日本の伝統的な調味料を使うお料理も発酵料理といいます。

加えて塩麹や醤油麹なども手作りで作ることができるので、そういったものを使ったお料理をみなさんにお伝えしています。

—活動を始めたきっかけを教えてください

発酵料理を知る前の話になるんですけど、体調を崩した経験がありまして、体だけなく精神的にも辛い思いをしたことがありました。

そんなときに食事を変えたことで元気を取り戻すことができて、食事って本当に大切だなと思ったんです。食というものの大切さを実感して、その後に色々勉強していく中で「発酵」に出会いました。

発酵を自分で取り入れるようになって、長期的に悩んでいた便秘が改善されたり、基礎体温が上がって生理痛が緩和されたり、風邪をひきにくくなったり、すごく体調がよくなっていったんです。

それだけじゃなくて、腸内環境を整えると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されることもあり、発酵を食事に取り入れたことで、すごく前向きな自分に変わることができたんですよね。

体だけじゃなくて、精神的にも健康的になれたというのがあって、同じような悩みを抱えている人にもお伝えしたいと思って活動を始めました。

—さちさんの教室はどのような雰囲気ですか?

教室は空気感や雰囲気をすごく大切にしていて、少人数制で、生徒さん同士が友達のように親しくなれるような空間作りを目指しています。

来てくださった生徒さんたちが仲良くお話されていたり、教室で知り合った生徒さん同士で教室が終わったあとに一緒にお茶しに行ったりされているのを見るとすごく嬉しいなと思います。

またレシピだけでなく、自宅で再現しやすいように食材の代用や調味料の選び方、使い方をお伝えしたり、腸を整えることのメリットもお伝えするようにしています。

その日だけでなく、その方の今後の人生やご家族の方が心身ともに健康で過ごせるようにという想いで教室を開いています。

—活動をしていてやっていてよかったと思ったことはありますか?

1番は教室から帰ったあとに生徒さんにいただく声です。

やっぱり食事なので、その1回だけではなかなか体調って改善されなかったりすると思うんですけれど、お家に帰って教室で作った塩麹を使ってお料理をするようになって、体調が良くなったとか、ご家族に美味しかったっていう風に言ってもらえたっていうお声をいただけた時がすごくやっていてよかったなと感じる瞬間です。

とても温かくていい方たちに恵まれて、自分自身が1番楽しめているというのがすごくありがたいです。

—発酵教室を通じて今後やっていきたいことはありますか?

発酵料理の素晴らしさを伝える活動を広げていきたいです。

発酵料理と聞くと、まだまだすごくハードルが高いようなイメージをしている方も多いと思うので、発酵料理は簡単に美味しく健康的になれるんだよというのを伝えていきたいです。

最初はお醤油をちょっと選ぶだけで、お料理が美味しくなったり、味が決まりやすくなったりするので、自分がいいなと思ったものを取り入れていくだけでもいいんです。

そのきっかけを作っていって、長いお付き合いをしている中で体も心も元気になっていただけるようにお手伝いしていきたいです。

—最後に発酵料理の魅力を教えてください

私自身、お料理が義務感になっている時期がありました。仕事から帰ってきてお料理するのがストレスになってしまっていたり、子育てされていてすごく忙しくてご飯をつくるのが大変だったり、そういう方って結構多いと思うんですよね。

私も仕事から帰ってきてお料理をするのが苦痛だったんですけど、発酵料理はお肉につけておいて焼くだけ、和えるだけ、かけるだけなどシンプルな調理法で美味しく簡単に健康的になれるという魅力があるので、お料理が大変だと思っている人こそおすすめしたいです。

自分の中で義務感になってしまっているお料理が、だんだん家族や自分の健康のために楽しく作れるようになって、食事もすごく楽しめるようになったという経験があるので料理を作るのが苦痛、外食やお惣菜に頼って罪悪感、本当は健康的な食事をしたい、という方に料理のハードルを下げるお手伝いがしたいですし、料理の楽しさをお伝えしたいです。

時間がかかるイメージがある味噌づくりも、時間をかけずに作る方法もあるんです。両方あってもいいと思っていて、丁寧に味噌をみんなで仕込んで、来年味見しようとか、その味噌を使ってお料理しようかという会話が生まれるのも楽しいですよね。

両方知ることで選ぶ選択肢ができると思うので、自分にあった方法で取り入れていって自然に健康になっていけたらそれが一番いいと思います。

第3回目の「#Where It Starts」では、ご自身の経験から発酵料理を通して食の大切さを伝えている三井沙知さんにお話をお伺いしました。沙知さんの温かいお人柄や発酵への愛が伝わるインタビューの時間でした。素敵なお時間をありがとうございました!

🔽沙知さんのインスタグラムはこちら🔽

https://www.instagram.com/sachi_hakko_cooking/

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