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舌を鼻腔に突っ込む
ケーチャリームドラーについて書こう。
ケーチャリームドラーは、舌を反転させてのどちんこの奥に突っ込み、さらに舌を上に上げて鼻腔に入れる奇天烈な行法だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1736214443-daWiRLX5QpnDMF8EyTKNSBlJ.jpg)
これはハタ・ヨーガ・プラディーピカーにおいて、クンダリニー覚醒のための行の中でも特に奇天烈な行であるが、最重要とされるムドラーである。
僕はこれをAEO体得前に修め、日々行っていた。舌を鼻腔に突っ込むと、身体が弛緩して余計な力が抜けるため、ジッと座っている事が可能になる。シャンバヴィムドラーとあわせることで、簡単に無念無想の状態を取れた。
AEO体得後は、ほとんどケーチャリームドラーはやらなくなったのだが、なぜこのムドラーがクンダリニー覚醒のための最重要ムドラーとされるのかは、ずっと考えている。
現段階での僕の見解を述べる。
AEO発現において、軟口蓋の収縮(せり上げ)は重要であるが、ケーチャリームドラーはこれを阻害する。今でもケーチャリームドラーをやりながらAEOをやろうとすると、できないことはないがとてももどかしい。「いけず〜」って感じで、喉のところでエネルギーが滞り、頭部にスムーズに流入しない。頭部に流入しないと身体全体にも回りづらいので、なんだかやりそこねた感じになってしまう。
が、しかしである。この「いけず〜」な感じが使える。
というのも、ケーチャリームドラーをやりながらAEOをやると「いけず〜」な状態になるのだが、ムドラーを解くと、エネルギーは勢いよく頭頂に向かいその後全身を満たす。
これは、AEO体得前の訓練として有効になる。エネルギーを貯めに貯めて喉の弁を解く。こうすることで、エネルギーを勢いよく一挙に開放することができる。エネルギーの上昇をこれで体験できる可能性がある。
とはいえ、そもそもケーチャリームドラーの成就自体が通常は困難なわけだが…。
『ケーチャリームドラー』の動画
https://youtube.com/shorts/RqaSwxCbENI?si=uPstLzyg_9d5Psrn