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映画『マン・オブ・スティール』感想

予告編
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過去の感想文を投稿する記事【80】

アマプラにて8月11日(金)より配信開始予定の本作。

 感想文の冒頭で「いよいよ手を出しました」と述べていますが、本作の初鑑賞時(もう十年前……まではいかないと思いますが、かなり前、たしかツタヤでレンタルしたんだったかな?)は、マーベル映画にはハマっていたものの、DCヒーロー映画はよく知らなかったんです。そんな思い出も込みで投稿。

 今は大人の事情でキャストなども含め大きな転換点となっているっぽいDCUですが、当時はDCEUって呼んでいたみたいです。

 その直後の「“予習”」ってのは、それまでのDC映画『バットマン』とか『スーパーマン』を予め観ておくこと。知らないなりに、ちゃんと楽しもう、理解しようとしていたみたいです笑。ちなみにですがその当時の感想文もありますので、よければどうぞー
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映画『バットマン』感想|どいひー映画日記 (note.com)
映画『スーパーマン』感想|どいひー映画日記 (note.com)

 ……上記二作品も、そして本作も、どれもだいぶ前に書いた感想文なので、多少の生意気な物言いはご容赦ください



DCEU、はじめました


 いよいよ手を出しました、DCエクステンデッド・ユニバース(以後DCEU)。“予習” がようやく意味を成し始めます。やっぱりDCの先陣を切るのは彼以外に考えられない! とはいえ、まだまだヒーロー映画初心者、おまけに一発目から過去作と比較するのも如何なものかとも思いますが、ダサさが先行していたこれまでのビジュアルと違い、マントやスーツなどのビジュアル面が格段にかっこ良くなっている印象でした。「技術の進歩」と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、これまで幾度となく作られてきたアメコミ映画作品だとか、近年で言えば他所のアメコミ映画クロスオーバー作品群だとかが、本来なら有り得ないビジュアルの数々を積み重ね、研鑽し作り続けてきた実写映画化の歴史が、“有り得ない” を “アリ” に変えてきてくれたのかもしれません。

 筋骨隆々、顔面丸出し、タイツのようなスーツに真っ赤なマント、そしてデカデカと視界に映るトレードマーク。これだけの要素を詰め込んでも尚かっこいいのだ、ビジュアル面で興が削がれることは二度とないでしょう。これからも様々な “アリ” が増えることを待ち望むばかりです。



 ただ、あくまでそれは映画を観る際の入り口でしかなくて、この手の作品で肝の一つとなるのはやっぱりアクションシーンだと思うんです。新たなクロスオーバーシリーズの先陣を切る担い手である本作は、その点でも新しさを取り入れていたんじゃないかな。

 今までの多くのアクションというと、敢えてスローで表現したり、或いはそれと同時に他の物体を映しこませたり、相対的な手段で “速さ” というものを表現していたのがほとんどな気がします。飛んでくる銃弾を避けるシーンをスローにするとかね。『マトリックス』なんかはわかり易い例かも。

 でも今回のスーパーマンは真逆で、絶対的な手段で描かれているんです。まさにリアル『ドラゴンボール』というか、……喩えが下手ですよね笑。もはや速過ぎて何が起こったのかわからないくらいに速いんです。そのスピード感のまま格闘シーン、破壊シーンが描かれるから迫力が半端じゃないし、スーパーマンというヒーローの能力の特性とも相俟って、あまり爆発に頼らない “ぶっ壊しっぷり” がパワフルさを一層際立たせてくれる。「速いものを速く映す」って、当たり前のようですが、もしかしたら物凄く難しいことな気がしてきました。だからこそ、今まであまり手を出されなかったのかもしれませんけど、顔面丸出しのヒーローが主人公の本作だからこそよくわかる。きっとCGと現実の繋ぎ合わせ方が上手いから、動き回る体躯と、芝居をしている俳優の顔が違和感なく繋がるし、アクションシーンを抑えることなくドラマ的な部分にしっかりと手を加えられるんだと思います。

 というわけで、本作の一番の見どころの一つは、アクション。それだけで
僕は楽しめました。ヒーロー映画にしては暗めな世界観だとか、なぜタイトルが『スーパーマン』じゃないのかだとか、色々考察し甲斐はあるかもですが、そこはアメコミ通の知り合いにでも聞くことにします。


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