映画『ラ・ラ・ランド』感想
予告編
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今まで毎日投稿を続けていましたが、過日、365日(丸一年)連続に達したのを期に、毎日投稿をやめることにしました。
で、これからは新作の感想文を投稿する際に、ついでに過去の感想文も一緒に投稿することにしました。よければ今後とも読んでやってくださいな。
過去の感想文を投稿する記事【121】
今となっては同じ作品を二回以上観に行くなんて普通になりましたが、本作を観に行った頃(7年ほど前)の僕にとっては特別なことだったみたいですね……。そういった想い出を思い出せるという意味でも、感想文を読み返すというのは楽しいものです。
というわけで公開当時の感想文なので、本文中の時勢・時節とはズレておりますがご容赦ください。
そして、(サイズの都合で一部隠れてしまっているのですが、)「みんなのフォトギャラリー」内で素敵な画像を見つけたので拝借させて頂きました。ありがとうございます。
人生はドラマティックで、ロマンティックで、、、まるで夢を見ているよう
一昨年、衝撃を受けた映画『セッション』のデイミアン・チャゼル監督の最新作ということで。二回ほど観に行ってきました。日本のTVスポットでは「踊りたくなる音楽」といった宣伝文句が売りでしたけど、それ以上に日常や日々の何気ない1コマをカラフルに彩ってくれるような曲だな、という印象の方が強かったです。
オープニングアクトって言うんですかね? 初っ端に流れる規模のデカいミュージカルシーンの曲『Another Day of Sun』も素敵でしたけど、個人的には序盤でミア(エマ・ストーン)がルームメイトたちとパーティーに向かう最中で使われた曲『Someone in the Crowd』がお気に入りです。
高速で首を横に振って眺めているような……上手く言えない笑。僕みたいに監督の名前で観に行った方なら何となくわかって頂けるかもしれないんですけど、『セッション』の名シーンを彷彿とさせるようなカメラワークがあったのも面白かったです。……っていうかJ・K・シモンズがイイ感じに出演していましたしね笑。
他にも『雨に唄えば』などの名作ミュージカルのオマージュ的なシーンが幾つも見受けられるなど、映画ファンにとってはニヤニヤしちゃうような要素がてんこ盛りでした。
実を言うと、わざわざ二回も劇場に足を運んだのはそんな理由から。初めは何の前情報も無く観に行っちゃったんですけど、鑑賞中に感じた「このタップダンスは……」、「星空の中を踊るシーンは……」、「この映画セットのような空間は……」といった、様々な “もしや” を確認してから再度観たかったものでして。
調べれば調べるほど見つかる名作オマージュシーン。それら一つ一つが、名作映画を観た時の感情や余韻といった記憶を蘇らせてくれて……。まるで映画のような「もしかしたら」な未来を描き、その儚さまで味わえてしまった本作の風合いや後味を、より色濃いものにしてくれていたのかもしれません。
(白状すると、一度目の鑑賞時、「オレかなり(オマージュ的なシーンに)気付いちゃってるぜ」なんて心の中でドヤ顔をしていましたが、観終わってから調べたら、想定の数倍はありました……。いやぁ恥ずかしい。)
名作のオマージュを多く用いる中で、映画が持つ切なさや儚さが、ミアとセバスチャン(ライアン・ゴズリング)が過ごした夢のような時間と重ね合わせるかのように描かれ、そのメッセージ性と共にラストシーンを飾っていた本作は、余韻までも味わい深い。