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【超訳】幼児教育の未来を考える会議_第10回議事録

🗓️ 日時:令和6年8月9日(水)15:30~17:30

💻 開催方法: ハイブリッド形式(文部科学省 会議室 & Zoom)

🙋‍♀️🙋‍♂️ 参加者: 大学教授、幼稚園・保育園・こども園の先生、小学校の校長先生、文部科学省の担当者、計18名

(今回は、一部の委員が文部科学省に集合!オンライン参加の委員と合わせて、ハイブリッド形式での会議!)

💬 テーマ:

  • いろんな団体から意見を聞いてみよう!

  • 中間整理の内容、これで大丈夫?

📖 資料: 議事次第と資料1~6、参考資料1~3


(今回は、5つの団体から中間整理案に対して、意見をいただきました!)

🙋‍♂️ 全日本私立幼稚園連合会 加藤常任理事:

  • 「幼児教育の重要性」と「質の向上」をもっと分かりやすく、ハッキリと示してほしいです!

  • 幼稚園だけでなく、保育園、こども園、小学校も巻き込んだ、「共生社会」(多様な人が共に生きる社会のこと)を目指すための教育が必要だと思います。

  • 特に、外国につながる子供や、特別な支援を必要とする(発達に心配があるなど、特別なサポートが必要なこと)子供への指導については、もっと具体的に書いてほしいです。

  • 小学校との接続をスムーズにするためにも、3歳未満児の保育や、「預かり保育」(保護者が働いている間、園で子どもを預かること)についても、もっと研究を進めてほしいですね。

  • 「学校評価」(幼稚園や学校の教育活動を評価すること)は、質の向上のためにあるのに、形式的になってしまっている園もあるようです。「評価のあり方」について、もう一度よく考えてほしい!

  • ICT(情報通信技術)を活用した「オンデマンド研修」(インターネットで、自分の好きな時間、好きな場所で受講できる研修)は、研修を受ける機会が少ない先生にとって、とても役立ちます。国も、積極的に推進してほしいです。

🙋‍♀️ 全国保育協議会 北野副会長:

  • この中間整理案は、「幼児期」だけでなく、「乳幼児期」(0歳から就学前までの時期)全体を見据えた内容にしてほしい!

  • 保育園・幼稚園・こども園の先生たちは、日々、子供たちの「最善の利益」(子どものためになる、一番良いこと)を考えて、保育をしています。

  • でも、先生たちは本当に大変な状況です!😭

  • 3歳未満児の保育の質をどう確保するのか?
    - 外国につながる子どもたちへの支援はどうすればいいのか?
    - 「特別な支援を必要とする子供」への指導を、どうすればいいのか?
    - 長時間保育で、研修を受ける時間がない!😭

  • 国は、これらの課題を解決するために、もっともっと支援をしてほしい!

(ここで、北野副会長から素朴な疑問が…!)

🙋‍♀️ 北野副会長:
この中間整理案では、「保育士」「幼稚園教諭」「保育教諭」という3つの言葉が使われていますが、これって、それぞれどんな意味があるんですか?🤔

(無藤先生、分かりやすく解説!)

🎤 無藤先生:

  • 「保育士」は、保育所の先生。

  • 「幼稚園教諭」は、幼稚園の先生。

  • 「保育教諭」は、認定こども園の先生。

    それぞれの施設で働く先生のことを指しています。

🙋‍♂️ 日本保育協会 髙木委員:

  • 3つの要領・指針(幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領のこと)は、できるだけ一本化したほうが良いと思います。

  • 「遊びは学び」という幼児教育の大切な考え方を、もっと国民全体に広める必要があります!

  • 「預かり保育」の質を確保するためにも、国はもっと支援をしてほしい。

  • 特に、「障害のある子供」への支援体制を充実させることが急務です!

(髙木先生からも、無藤先生への鋭い質問が…!)

🙋‍♂️ 髙木先生:
「中間整理案」には、「幼児期の教育」という言葉が使われていますが、「乳幼児期」という言葉に統一したほうが良いのではないでしょうか?🤔

(議論はさらにヒートアップ!🔥)

🙋‍♂️ 全国の私立保育連盟 丸山常務理事:

  • 3つの要領・指針を一本化し、「ナショナルカリキュラム」(全国共通の教育課程のこと)を作ることを検討してはいかがでしょうか?

  • ICTをもっと効果的に活用できるよう、国は「公定価格」(国の定めた価格のこと)に反映させてください!

  • 「預かり保育」は、保護者の経済状況に左右されない、質の高いものに
    するべきです。

  • 小学校教育も、もっと大胆に変革する(もっと、子どもたちがのびのびと学べるように変える)必要があるのではないでしょうか?!

🙋‍♀️ 全国認定こども園協会 王寺代表理事:

  • 「こども基本法」を踏まえ、「子どもが主人公」となる、「子どもまんなか」の幼児教育を実現するために、国全体で取り組んでいかなければなりません!

  • 3つの要領・指針は、一本化して、「ナショナルカリキュラム」を作ることを検討すべきです。

  • 国は、もっともっと、幼児教育施設を支援してほしい!

🎤 無藤先生:
各団体からの意見、大変参考になりました!それでは、これらの意見を踏まえて、委員の皆さんからも意見をお聞かせください。

(委員たちからは、様々な質問や意見が飛び出す!)

🙋‍♂️ 渡邉 英則 先生 (学校法人渡辺学園認定こども園ゆうゆうのもり幼保園長、港北幼稚園長):

  • 3つの要領・指針を本当に一本化できると思っているんでしょうか?現場は、言葉遣いも、考え方も、文化も全然違います!

  • 真夏の炎天下でも、保育士は外で子どもを「保育」しないといけません!
    「安全」と「保育」、どちらを優先すれば…?

(委員たちは、 それぞれの経験をもとに、これからの幼児教育のあり方について真剣に議論しました!)

🎤 無藤先生:
今日は、活発な意見交換ができて、本当に有意義な時間でした。事務局の皆さん、いただいた意見を参考に、「中間整理案」を更にブラッシュアップしてくださいね。

(「中間整理案」は、さらなる進化を遂げ、最終報告に向けて、準備万端!子どもたちの笑顔のために、先生たちと専門家たちの挑戦は続く…!!)


※注釈
上記は議事録の内容をもとに、分かりやすく、読みやすく再構成したものです。詳細な内容については、議事録原本をご参照ください。

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