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前捻角|股関節回旋への影響と3つの評価方法

割引あり

臨床で関節可動域や筋力測定などルーチン化した評価の中で、その評価の示す数値の意味を考えることは病態把握のためにも治療をする上でも重要です。

ただ、普段実施している評価の数値を正しく解釈出来ているでしょうか?

影響を与えてくるものがあるとしたら、解剖・運動学の領域に含まれるものが考えられます。

元々持つ人間の骨格や組織走行は、評価の前提条件になりますからしっかり押さえておきましょう😊

やっぱり解剖・運動学が重要だなぁとつくづく思いますが、すぐ忘れちゃいますよね💦

なので、これからも解剖・運動学については積極的にまとめていこうと思います!

それでは本題にいきましょう!

今回は、大腿骨前捻角についてまとめます!💪


大腿骨前捻角とは

股関節には、水平面上で見ると大腿骨体部に対して大腿骨頚部が前方を向く、前捻角というものが存在しています。

大腿骨頚部軸と大腿骨顆部軸(内外顆を結ぶ線)のなす角を前捻角と呼び、正常では約15°〜20°とされています。

前捻角は、新生児では30〜40°の過前捻角となっていますが、その後は減少して、成人で20°程度の角度となります。

ただ、正常値があるように異常値も存在します。

成人においても、20°以上の過前捻角を有するものも存在し、また逆の15°以下を示す後捻角も存在します。

上記の画像の通り、前捻角が増すと大腿骨頭に対して大転子が後方へ位置するため、股関節は外旋位をとることになります。

逆に、後捻では骨頭に対して大転子が前方へ位置するため股関節は内旋位をとります。

前捻角の影響

前捻角がそもそもなぜ存在しているのか考えてみましょう。

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