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古市憲寿「ワクチンを拒否するひとを一方的にバッシングするのは違う。お互いに分断は深まるばかり」

社会学者の古市憲寿がワクチンを信奉する社会風情はナチスドイツとし、ワクチンを否定する人を一方的にバッシングする社会風潮を非難した。

「公衆衛生を信奉する人が、無邪気に、時には得意げに全体主義に邁進していく様子を見るのは怖い。コロナ時代には散々見せられたけど」とし「そりゃ公衆衛生には一定の合理性はある。でもそれはナチスドイツや戦後スウェーデンの優生学と紙一重。その緊張感がないと、たやすく人間が家畜扱いされる」と記した。

「ワクチンに関して言えば、僕自身は抵抗感の少ない方だと思うけど、ワクチンを拒否するひとを一方的にバッシングするのは違うと思う(もちろん打ちたいひとに打たせないのも違う)」とのこと。

「公衆衛生の示す社会全体にとっての最適解と、個人の自由意志は時にぶつかる。個人の気持ちをたやすくないがしろにするべきじゃない。もちろん、その上で説得や対話があるのは健全。だけど頭ごなしにバッシングしたら、お互いに分断は深まるばかりでしょ。その対話にはコストもストレスもかかるけど、それをあきらめたらもう権威主義はすぐそこだからねえ」と述べた。

確かに両派の対立を見ると議論というか誹謗中傷のパターンに走る傾向が多い。

今の時代の私たちに求められるのは、「和を以て貴しと為す」ことで、本当の黒幕は誰なのかを見極めることだろう。

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