ビートたけし「お前ら全員ノーギャラで出ろよ」 24時間テレビ、横領上等 無意味マラソン強行
今夏恒例の番組「24時間テレビ」が8月31日から9月1日にかけて放送されていたわけだが、やっと、放送を終えた。
心底興味がないので、実際にリアルタイムで見ていないのだが、「勇気をもらった」、「感動した」、「頑張っている姿が素晴らしい」などと、一部のマニアからは高評価らしい。
しかし、「作られた偽善」、「感動の押し売り感」、「感動ポルノ」と言わんばかりの、あの、何とも言えない感覚、宗教に通ずるようなオーラが、どうにも受け入れがたい。気味が悪いのだ。
人の感情につけこんで、「お涙ちょうだい」をそそるのが、実に不愉快に感じる。
かつて、障害者を「パーフェクトヒューマン」をバックサウンドに踊らせて、炎上したことは、まだ記憶に新しい。
「愛は地球を救う」
銘を打つ、そんなキャッチコピーには、どれだけの闇が潜んでいるのだろう?
私のように違った視点から見る、批判的に見る人物は少なからず、実際には多いように思えるが、その一人に大物芸能人の「ビートたけし」がいる。
彼は、ビートたけしのオールナイトニッポンで「24時間テレビから出演依頼がしつこく来てたけど全部断ってやったよ。あんな偽善番組は大っ嫌い。誰がなんと言おうと俺は絶対出ない。ヨダレ垂らした芸能人共がこの番組で滅茶苦茶高いギャラ稼ぐクセにこれ以上貧乏人から金巻きあげんな。チャリティって言うくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ」と発言している。
金に意地汚い芸能人にはギャラが支払われ、それと対比するように国民からは金を巻き上げる。この体制に本心からうんざりしていたようだ。
本当に言っていたのか?とヤジを飛ばす人もいるが、相方のビートきよしが「言ってた」と明言している。
さすがは大御所。
コロナ茶番の時から「たいしたことないって。いいんだよね、ただの風邪だと思えば、どうってことないじゃない」と核心を突いた指摘をしていたこともあり、言葉の重みが違う。
金へのあくどさは、これだけに止まらず、横領問題も発覚している。
日本海テレビジョン放送の局長が、2017年8月~23年9月の計34回にわたり、寄付金計約137万円を着服したほか、同社の資金計約469万円、合計約606万円を横領していたのだ。
さらには、23年11月、寄付金など計約1118万円の着服を明らかにしている。
猛暑と台風の中、無意味なマラソンをさせ、同情頼りの寄付金を募り、横領をする。組織の内部から不徳の集まりであることが分かる。
先ほど、宗教じみたと表現したが、作成の過程で調べていると、なんと、24時間テレビは、統一教会信者と関わりがあったことが判明した。
宗教臭さは、ここから来ていたのだ。
歪んだ愛では、誰も救われない、救えない。