鈍感なくらいで
「あの人とは分かり合えない」とか
「あいつのことは、理解できない」とか
「彼のことを信じていたのに」とか
人間というのはそんなもんだと
私は思う。
実際
みんながみんな少しずつ気を遣ったり、良い顔をしたり、言葉をうまく使っているから「エゴ」が隠れているのであって。
本当はズレているというのが事実である。
心の中身についてすべてわかり合うなんて、
不可能なんだ。すると大概、「わかってほしい」というのがエゴである。だから
恋人と
トモダチと
親と
同僚と
世間と
こどもと
分かり合えないから
嫌いになるとか
裏切られたから
恨むとか
妬まれたから
腹が立つとか
そういうことにはキリがないと、この歳になり腑に落とし始めた。人間に対してショックを受けることや、切なくなる痛みはもう充分なのかなと思う。嫌いになることはもうない。(何も思わなくなる)
これからの私は、
分かり合えたらラッキーだとしたいし
優しくしてもらえたらサンキューだ。
ただそれだけでいい。
付かず、離れず。みんなお互い様さ。
愛があれば、離れていてもいい。
愛があれば、分かり合えなくてもいい。
違うことを許し、
違うことを愛したい。
無傷のまま生きていくのは難しいから
少し鈍感なくらいで生きていたい。
今夜はそんな感じです。