#3「言いかた違うけど、意味も違うの?敷金と保証金」~事務員は見た!オフィスの裏話~
こんにちは、一般社団法人RCAA協会事務局のMrs.ノムラです。
今回の用語は、
「敷金」と「保証金」の違い です。
「わかりやすく書いてね~」なんて、理事長に軽く言われましたが、
私にはそんなカンタンじゃないのに…
だって~ただの事務員ですから。
とはいえ、あれやこれや考えながら
「わかりやすく」をモットーに書いていきたいと思います♪
「敷金」と「保証金」どちらも貸主に預けるお金
「敷金」と「保証金」
結論から言うと、おおまかには同じ意味合いです。
どちらも、契約時にいったん貸主に預けるお金のことです。
あえて違いを言うなら、
オフィスは「敷金」 店舗は「保証金」
という名目でお金を預けることが多いようです。
それから、東日本は「敷金」、西日本は「保証金」と呼ばれるらしい。
しかし、使用用途はほぼ同じ。
「マック」なのか「マクド」なのか
「肉まん」なのか「豚まん」なのか
「チャック」?それとも「ファスナー」?
みたいな。
例えが違うかも…?でもまあ、そんなようなことです。笑
「敷金」「保証金」の目的は?
目的は、
「家賃未払いの時の担保」
「原状回復の費用」
として預けます。
ビルオーナーさん、しっかりしていますね~
絶対損しないように前金で預かってますもん。
解約のときに、原状回復費用を差し引いて敷金・保証金は返されます。
「だったら、修繕修復がなかったり、テナント側で原状回復を行う場合は、全額返還されるよね?」
「もちろん!」
といいたいところですが、物件によっては「償却」なるものが引かれる場合があるんですよ。
「退去時に保証金の○○%償却」(契約書に記載されてる)
「えー…?」
原状回復やって元どおりにするのに「償却」って、…なんの?
と思いませんか?
私だったら、頭きちゃいます。
そう思うと、日本の賃貸契約って敷金・保証金・償却・更新料…あれやこれや、いろいろ発生します。
礼金もそうですね。
昔の慣習がそのまま残っています。家主にお礼、しかも戻ってこない。
なおかつ、原状回復まで「ビル側の指定」だなんていったら…
なんかイヤな感じ
なんか損な気がしてならない
モヤモヤモヤ…して、寝れない…
アメリカやEUでは、デポジット(預り金)型です。償却も礼金もナシ!
日本も世界に、時代に合った賃貸契約に変わっていくといいですよね。
資産(敷金・保証金)をなるべく残そう!
今、こちら(テナント)がやれることは?
解約時に原状回復費用を差し引かれて返される敷金・保証金。
しかし、指定業者がついている場合、どれだけの原状回復費用がかかるか分かりませんよね。
高額になって預けたはずの敷金・保証金が
「0円」いやいや、「マイナス」
なんてことも!?
事務員の私でも、そんなことがチョコチョコ耳に入ってきます。
「そんな・・・その人たちの大事な大事な資産が返ってこないの・・・💦」
でも、泣き寝入りしてはいけませんよ!
その資産をなるべく残すよう手をうつしかないっ!!
敷金・保証金は原状回復工事が終わらないと戻ってきません。
その原状回復費用を言われるまま支払うことなく、
プロの目で判断してもらい適正な金額だけ支払い、少しでも手元にあなたの資産を残しましょう!
ただ「もう少し安くして」と言っても、少しは安くしてくれると思います。そこは指定業者も想定内で、原状回復費用に上乗せになっているからです。
結局のところ、工事範囲、見積項目、数量、単価が普通の人にはわからないので適正価格が判断できないのがイタイところです。
そもそも私だって、どこが高いのか、さっぱりわかりませんもん。
やっぱり、見極めはプロでないとなかなか難しいものです。
それでは、Mrs.ノムラの名言をどうぞ♪
Mrs.ノムラ名言
「知らぬ間に なくなってるかも ああ!敷金」