#1 珈琲日録【ヤマモトコーヒーさんに行ってきた】
※唐突にはじまりました、この珈琲日録と題した記事ですが、大体こうやって1回目!とか書いて続いた試しがないわたくし、、気負わずにぼちぼちやれたらなと思います。優しいお目目で見てくださりますと、大変助かります※
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2023年4月12日。
新宿三丁目に店舗を構える、ヤマモトコーヒーさんにお邪魔してきた。
わたしの職場は新宿御苑の方にあるのだが、電車は新宿駅を利用しているためちょうど帰り道に寄り道をする形で立ち寄れるのだ。
珈琲道具を少しずつ集めたいので、珈琲豆のみならず道具もたくさん扱っている専門店に帰りに立ち寄れるのはホントに嬉しい。
それからそれから。
世界一の乗降客数を誇る我らが新宿駅。
それを毎日利用できるということは、珈琲道具集めにも、珈琲やお店の研究のための喫茶店巡りにも、かなりデカいアドバンテージがあると思う。
新幹線こそ停まらないが、様々なエリアへ向かうたくさんの路線が通っており、駅前には高速バスの大きな停車場もある。
最寄りから新宿駅までは定期券を利用しているため、これを有効に使わない手は考えられないねえ。
あーれもこれもがありがたし(藤井風)
さていつも通りやや話がそれたところで、ヤマモトコーヒーさんの話。と、写真。マジでテンションが上がって、買う気満々で1時間近く見ていた。笑
外から見えるディスプレイ、など
コーヒーミル、手動と自動(電動)
ミルはあの子から頂いた手動のものを使っているけれど、あの、手でぐるぐるガリガリとやることに風情というか、趣というかがあるんだろうが、朝のバタバタの中ではそれが負担になりがち。ゆえに電動のものが欲しく。。
このフォルム、大変好きです。
わたしはこの、下の写真の黄色いのが欲しいなと思った。
6万円!誰か、わたしの誕生日10月なので、プレゼントしろください!(黙らっしゃい)
恐らくこんなに高いものを買う前に、みんな大好きAmazon様様にて、中華製のこれに似たものを買うと思うけれど。
(で、さっそく赤系のかわいいのみつけたのでポチッた。思い立ったが吉日、である。黒の方が安かったけど、赤の方がわたし好みでした)
色んな色形のドリッパー
これ用のペーパーフィルターも売っていた。
きっとこのギザギザの溝が、抽出にあたって他のフィルターとは違った効果を出したりするのかな、などとちょっと気になった。
いろんなドリッパーがあって、カラフルでとてもかわいかった。お店のコンセプトだとか、どんな抽出方法なのかとか、こだわりのメーカーとか、その辺でまた色々決めてゆくのだろうけれど。
こちらは、淡い色味で底部が木目調になっているドリッパー。よき。。写真だとあまり質感まで伝わらないけれど、わたしはこれが欲しいなと思った。
水色と比較すると、ピンクが好みでした。
サイフォンと珈琲よもやま話
サイフォンもたくさん売っていて、大きめのから小さめまで色々だけれど、うーん、お高い。
ネルドリップの道具はすでに、本屋併設の某喫茶店にて購入したのであるのだが、ネルドリップよりもサイフォンでの抽出に大変興味がある。
まず、見た目が可愛くてインパクトあるでしょ。あれで目の前で出来立てを注いでもらってみなよ。きっとたまらんぜ。。
新宿には「珈琲貴族エジンバラ」という24時間営業、喫煙可の素敵な珈琲屋があってだね。。
エジンバラはサイフォンでの抽出で珈琲を淹れており、出してくれるときに目の前でサイフォンのあの丸いガラスの容器から注いでくれるのよ。
店の内装とか雰囲気も最高なのだが、この演出というかなんというか、おうちに帰るまでが遠足です、というか。(は?)
ただ出されるだけではなく、お店に入った瞬間から、席について、たくさんのメニューの中から選んで、提供されるギリギリまでワクワクと楽しいのはとてもナイスだな〜と思うよ。
外食しにゆく醍醐味というのは、そういうほんとにちょっとした非日常というか、外部と一時的にでも簡単で軽微なほどよい距離で繋がれる感じというか、ホントに小さな小さな旅行というか。
家で作って、あるいは作ってもらって食べるご飯、それはそれで特別で大切な幸福の一つだと思うのだけど、また別ジャンルの幸福であるね。
現代人なら忙しいがゆえにチェーン店でちゃちゃっと早く安く大味だけど決まりきったものを頼みがちな人も多かろうけれど、単なる消費にとどまらないところにあるエンタメ。
珈琲でめちゃくちゃエンタメだよなあ。
なんて思うのです。楽しいね。
浸漬式=しんししき
これも気になったな。
しんししき、って読むの初めて知った。わたくし若い頃学校行ってなさすぎなのもあってか、無学すぎて困る。語彙や表現力、増やしたいぜまったく。
で、ようするにこれ、ストッパーでお湯が流れ出るのを堰き止めておいて、いくらか珈琲豆につけといてから抽出するってことでしょう?雑味が出やすかったりするのかしら。。機会と在庫があったらいつか買ってみたいと思う。
浸漬して抽出といえば、フレンチプレス。
先日初めてやりまして。
だけどどんな淹れ方をやっても
どうしても雑味が出ている気がしている。
上手に淹れられるようになりたいなぁ。。
勉強&たくさん淹れるんだ!!!
ヤマモトコーヒー店内
こちら店内。
そんな広くない、というか、狭めだよね。
だけど天井の近くまでところ狭しといろんな商品が品揃え良く置いてある。
この感じがとても好きでした。
営業時間が20時までなので見きれなかったけれど、手前のレジの奥にある階段から、紅茶が売ってる地下のフロアにもいけたようで。次来たときはぜひ下の階も見たいな〜と思った。
(全然下に入っていく人いなかったけどやってるんかな……?)
微粉バイバイ
次来るときは、で思い出した。
お会計のときにわたしが「これはいくらですか?」って、店主さんかな、男性の店員さんに、KOGU(珈琲考具)さんの粉おとしをみせたところ
「こちらですね(3,980円)」と値札をみせて教えてくれて、思ってたより高くて買うのやめたのだけど、、
天下のAmazon様様、2,000円も高いじゃないか……!
(あ、そんなでもなかったw1,300円?ww)
わたしは自分の精神衛生上、影響されやすいので家にテレビは置いていないし、ネットニュースもほぼ見ないので、今現在世界がどうなってるかまったくわからんけれど(´・ω・`)ww
棚に粉落としを戻すわたしを見たお店の人から
「それ、次に来られるときは、もうこの値段ではなくなってると思います。今、値上がりしてるんですよ」
と言う。
珈琲道具までもが、価格高騰の波に乗じているのか、、そうか、、
ちと焦るわたし。
(店員さんのこと言葉には、わたしが戻したそれをもう一度手にとって欲しい狙い、吟味している様子からわたしがまた必ず来るだろうことを見抜いている、そんな意味というか要素というかが、含まれていますな)
しかし、Amazonにもっと安く売ってるだろ~~などと高をくくり、しっかり買うのをやめた。
だのに、高いじゃねぇかこんちくしょう!(口が悪い)まあ、だから、Amazonと同じくらいの価格帯になるのかもしれんね。3,980円も十分高いけど、5,000円台はなあ、、さらにだ、、高い。
粉落としの話。
あの子から、BODAM(ボダム)のフレンチプレスを「もう使わないからあげる~」と、頂いたので
YouTubeで美味しい淹れ方の動画を観たところ、微粉を落としてやるのがいいと。
うちの家には100円ショップとかにも売っている、あれはたぶん粉ふるいではなく濾し器なんだよな、家にあったその、デカくて丸いやつでふるってみたのだけど。
網の範囲がデカいので周りに飛び散るし、網のメッシュが荒いので微粉よりややデカい粉もたくさん落ちてしまって、ああああああ( ;∀;)、となった。(笑)
失敗は成功の母、ということで。
先ほどポチッた赤い電動グラインダーに粉落としがついているようなので、それでまずはやってみよう、と、一応自分の中では丸く収まったので。
ひとまず粉落とし問題はこれにて解決!
よしよし。
焙煎をやってみたい
焙煎用のロースターも売ってました。
これも高価、、でもいつか必ず手に入れます。
が、わたし、焙煎を今からやりたくて。
買っちゃいました。
バンドロースター(名称合ってる?笑)!
!!!!!!れ!!
興奮して荒ぶって誤字ったけどあえてそのままにしておきます。w
あ、ねえ、生豆って「きまめ」じゃないんだよ読み方。知ってた?
「なままめ」が正しいようで。
正直どっちでもいい~~って感じなんだけど
正しい方で読んでた方が詳しそうだし馬鹿にもされなくてよきじゃない?(見栄を張ろうとするのが人間さね)(誰)
なままめ、でおぼえよう。
そして、店の中で標高なり産地なり味なりを調べて、吟味して決めて買った生豆。
モンターニャベロニカ。
ペルー産のスペシャリティコーヒーってなにか飲んだことあったかな、、と思い返すも記憶にはなく、そもそも産地と品種をあわせて覚えているほどまだ詳しくもなく。
今回はこちらをチョイス。
初焙煎の様子はまた改めて書きます。
楽しみだ……!
他にも、入り口とレジの近くに焙煎済みの色んなお豆さんたち!
正直少しずついろんなお豆さん買って飲みたい欲はあったけど、何度も来たいお店だから、購入するのは100gずつ、毎回一種類か二種類にしようと思う。
アフリカはルワンダの珈琲豆 キブー
キブー。
売り場の写真撮り忘れちゃった。
ブルーマウンテンとか高価な豆がたくさんある中で、ひときわ目を引いたその名前と説明書き。
これだ、となにかピンとくるものがあり、買いました。
(ていうかパッケージかわいない?ロゴとかフォントとかこういうところにお店の色やこだわりが出ているのとても良いなあ素敵だなあと思う。わたしも自分で焙煎した豆を売るならこだわりたいな、ロゴなど)
ルワンダ共和国の歴史を知る
キブーの豆の味だとか、どんなとこで採れるのかとか、そういう話を調べたくてネットサーフィンをしていてこのサイトに辿り着いた。
ルワンダの大虐殺、、聞いたことくらいはあったけれど、何があったのかまで知らなかった。
ここではまとめ的にざっくり書かれているけれど、政治的な背景から珈琲の栽培が各農家ごとに義務付けられたとか、、
珈琲豆のことを調べていたつもりが、そこから派生してルワンダについて、さらにはアフリカについて、もっと色々知りたくなった。
そしてこうやって珈琲豆を農家から直接仕入れることでまとめて安く仕入れられるメリットがこちらにはあり、アフリカの国への支援にもなるっていう構図がとても素敵だなと思った。
わたしもいつか現地に行って、現地の支援何かできたらいいよなあ、などと漠然と考えた。ふわっと思ったにすぎないけれど。
助け合って豊かになる世界、いいなって思う。
持てるものが分ける、持てないものは分けられたそれを広げていく。素敵やん。みんなそれぞれ役割がきっとあるよね。
こんな感じに高いとこに置いてます。
珈琲豆。
キブーを挽いて淹れて飲んでみた
さあ、手動でぐるぐるガリガリして
土になったよ(粉)
キブーの味の感想「飲みやすい」
・スッキリと香ばしい。
嗅ぐと、香りは香ばしさが立っている。
・爽やかで優しい苦味、後味にも喉の近くと舌の付け根あたりに苦味を感じる。
・その苦味の中にほんのり、意識しないとわからないかなーくらいの果実味が残る。
・でもホントに飲み口はスッキリ飲みやすい。
・酸味はあまりない。というかほぼ主張しない。だから飲みやすいのかな。
結論、もちろん美味しい。
でも大好きかと聞かれると、リピートはしないかもしれないなという感じ。ブレンドして化学反応起きたりするのかしら、などとは思う。
キブーは、主張強い感じの味も滋味深くもないけれど、酸味はちと少なめな感は否めないが味のバランスがよく、飲みやすい。という感想です。
わたしはもう少し香りが分かりやすくたっている珈琲が好きだなあ、と思ったが、珈琲ってやっぱり面白いなと思うのが
最初に感じる味わいから、ふたくち、みくちと味わうごとに印象が柔らかく変わってゆくこと。
温度の変化によるものなのか、
舌が?舌に?馴染むからなのか。
時間をかけて複雑な味わいが楽しめる珈琲の奥深さが、本当に面白い。楽しいなあ。
おわりに
最後に、我が家のごちゃごちゃな台所の一部をお見せして終わります。
このカオスが、わたしの性格なり人生なりを表している感じがする。(粉糖は結構前にケーキ作った時に使用した時のままここに出っ放し)
楽しく行こう!
彩り豊かに、笑って。
珈琲に対する興味関心は、きっとこの先も長く続いてゆく。
珈琲を味わう時間は、毎日に欠かせない彩りの一つであり、広く富んだ風味たちや珈琲道具たち、そこに関わる歴史や文化、様々な国の人たち。これからもたくさん知っていきたいと思う。
珈琲道は続いてゆく。
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