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こういうことがあるから早く言っとけばよかった

日曜日は
いつものお堅いメンタル系の話ではなく
ただの日記を書いています。

今、父が住んでいる実家で
このnoteを書いているんですが

先日、母が危篤状態に
陥ったんです。


私が夜勤をしているときだったんですけど
母が救急搬送されたので
朝方バタバタ早退させてもらい
搬送先の病院に駆け付けました。

夜勤明けの日って
眠たくてしょうがないのですが

さすがにその時ばかりは
目が冴えてしまって

その後の展開を考えたら
移動のタクシーの中で
少しは寝ていた方が
良かったと思うのですが

空を眺めて
いろんな思い出が浮かんできて
忙しくて眠れませんでした。


大切な方との死別は
過去にも経験ありますが
毎度、いろんな過去が蘇ってきて
本当お世話になってきた人生だなと
振り返るわけですが

母親ともなれば
思い出すことも
感謝の気持ちも
比較にならない。

私の母は
19年ほど前に大病を患ったので
覚悟をしていないわけでは
なかったのですが

今回は痰が溜まって
無気肺になって呼吸不全となって
血圧も下がり
昇圧剤という
血圧を上げる薬を
高流量投与しても
なかなか上がらなかったので

さすがに最悪のことを覚悟しました。


私の母は
19年前に脳出血を発症して
右半身の麻痺
言葉が出ない
という主な後遺症があり

発症以降
家に帰ることができていないんですね。

もう19年間、病院で過ごしている。

身体も思うように動かせず
話したいことも話せない。

楽しみといえば
テレビくらいなもので
リハビリの時間以外は
ずっと19年間ベッドの上。


母の気持ちを想像するだけで
どんより辛い気持ちになる。


私が18歳の頃に
母は倒れたので
倒れてからの方が
長くなってしまいました。

18歳の男の子なんて
母親に何でも話すわけじゃないし
私も多くのことを
母親に相談するタイプでもなかったので

母はもっといろんなことを
息子と話したかっただろうなと
歳を重ねるごとに
後悔と反省をします。

なんでこう素直になれないというか
曖昧な言葉で
濁してしまうというか

母は話せないだけで
周りの言葉は理解できるので
もっと感謝の気持ちを
伝えればよかった。

もちろん
今の危篤状態から脱して
意識が戻る可能性もあるので

その時はちゃんと伝えないと
いけないなと思うし

今回の急変で
最悪のことを想像した時に

なんでもっと
ちゃんと伝えなかったんだろうって
思ったんですよね。

またの機会があるだろう

と思っていると
別れの時は
ある日突然訪れる。


母親だけじゃなく
父親に対してもそうですし
私の今の家族に対しても
同じですよね。


終わりが来るからこそ
今を大事にしなきゃいけない。

当たり前のこと過ぎて
ついつい忘れてしまっていることで

こういう機会に
改めることになる。


最近
ネガティブなことを
ポジティブに捉えることの
重要性について
書く記事が多かったのは

母の急変から
想起することが多かったからで

感情に振り回されるのではなく
そこから今の行動を
どう変えていくか

が大事なんですよね。


父が住む実家に
寄ってみたら
こたつの上に
写真アルバムが重ねられていて

アルバムの中を見ると
父と母がデートしている写真が
たくさん出てきました。

なんか…もう、ねぇ?

父の気持ちを思うと
切な過ぎますよね。


〝今を大事に〟

って
言うは易く行うは難し
の代表的な言葉ですけど

それでもちゃんと
意識しなきゃいけないなと
思った今週でした。


皆さんも大切な人との関わり方について
考える機会になる記事になっていれば
幸いです😌

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玲/精神科ナース
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