メンタルは弱いままでも良い話
未だに精神科病院や
心療内科クリニックを
受診することに対して
抵抗があったり
偏見を持たれている
現状があります。
メンタルが弱い=
甘え
情けない
弱い
みたいなイメージに
繋がりやすいからでしょう。
ですが
当然それは的外れですし
メンタルが強いことが良いとか
メンタルが弱いことが悪いとか
そういう認識を持つから
自分はメンタルが強くあるべきだ
努力や根性でなんとか乗り切らなきゃ!
とか
自己否定に繋がったり
食欲がなかったり
睡眠不足だったりした時に
本当はメンタルの不調が原因なのに
気が付かなかったり
見落としちゃったり
することにもつながる。
今日は
メンタルが弱いなら
それはそれでいいんじゃない?
と思ってるくらいで
ちょうど良いかもしれないよ?
という考え方について
精神科看護師の立場から
お伝えしたいと思います。
◯「自分はメンタルが強いわけじゃない」という意識を持つ
1番良くないのは
メンタルが弱い自分を否定して
メンタルの不調に目を向けず
対処が遅れて
心が「壊れる」ことです。
自分のメンタルを過信しないことが
凄く凄く大事です。
むしろメンタルの強さの指標として
自分はメンタルが強いはずだ!
という過信や
余計なプライドを持つ人の方が
メンタルは脆い。
ちょっと疲れたし
精神的にも回復しとかなきゃなー
と自分のメンタルを過信せず
心の不調に敏感になって
早めに対処できる人の方が
メンタルはしなやかなんですよね。
◯メンタルの弱さを自覚できる人がメンタルが強くなるより大事
他人の目を
多くの人は気にするでしょうし
できれば
メンタル弱い人
より
メンタル強い人
に見られたい
と思う人の方が多い気がします。
冒頭に書いたような
「メンタルが弱い」
ということに対して
偏見が根強いですからね。
だからといって
自分のメンタルの弱さを無視して
頑張りすぎたり
強がったり
甘えを知らなかったり
サボり知らずだったり
一生懸命頑張る人だったり
外面が良い人になろうとしたり
完璧主義であったり
そういう行動を取る人は
我々からすると
とてもメンタル面が心配な人ばかりです。
他人の目を意識する人ほど
上記のような行動を取る傾向が
あるように思いますが
それらの行動は
自己肯定感の低さ
承認欲求の強さ
プライドの高さ
などが
現れている行動なので
メンタルの弱さを
隠せているつもりかもしれませんが
たぶん見る人が見たら
すぐに見抜かれます。
もちろん
そういう性格だから嫌われる
ということではありませんし
その弱さ故に
人の心を惹きつけることもありますが
それよりも
自分のメンタルが壊れる前に
プライドを捨てて
人を頼ったり
まず自分はメンタルが弱いかもしれない
という前提でスタートする。
誰かが助けてくれるか否かは
博打みたいなものなので
まずは自分で自分をケアできるように
してあげる方が
心が壊れる確率を下げられる。
そうすると
自分に休息を与えられていなかったり
ストレスに晒されている現状や
それに伴う心身の変化に
敏感になれます。
そうすることで
早めに対処できると思いますから
まずは自分のメンタルを
過信しないところから
始めてみませんか?😌