君はいったいどこから来たんだい?今日のキーワードは【落花生 歴史】
落花生は、そもそもどこで生まれたのか。調べていくと、どうも日本ではないみたい。日本に伝わってきたのは、江戸時代と言われていて本格的な栽培になると明治時代のよう。
以前、千葉半立の歴史を調べた時に、千葉県の落花生として出回り始めたのが、昭和27年と70年にものぼる品種に驚きましたが、落花生自体のルーツはもっと古い。
日本に伝わってきたのは、中国から琉球を通じて伝わってきたとのことだった。琉球って、沖縄だよな・・・
『あっ!だからジーマーミ豆腐なんだ。』
沖縄にも落花生は馴染みがあって、沖縄の方言でジーマーミとは落花生のこと。沖縄で、なんで落花生って思ったこともありましたが、そもそも千葉県より先に伝わっていたからなのか。と納得できました。
そう考えると中国から入ってきたときは、煎って食べる習慣はなかったのかもしれないなぁ。きっと煎るより煮込んで煮豆とか、そっちの方で馴染みがあったのかもしれませんね。
お客様から『千葉県といえば落花生だよね。』と言われますが、日本で最初に落花生を食べていたのは沖縄の方々。たまたま千葉県の土壌が育成するのにあっていたので、味がよく育てることができた。だけなんだなぁ。
落花生は比較的つよい植物になので、育てるにはどこでも実りそうな感じです。ただ千葉県が産地になったように、美味しく収穫量も取れるとなると土壌の水はけが良い土地柄というものが、千葉県を落花生の大産地にしてくれた基盤となっているんだな。きっと。品種改良の努力ももちろんありますが。
話戻りまして、中国の前はどこだったのか掘り下げていくと、ヨーロッパ、インド、アフリカとアフリカの前を考えると、シルクロードも関係していたのかもしれない。などと、中学生のときに聞き覚えのある言葉が頭の中で、モヤモヤしてきました。
こう調べていくと、落花生は世界的に作られていて、どこでも育つ感じが確かに伝わってきます。
そして加工食材に使われる落花生の産地が、中国をはじめ南アフリカ、アルゼンチンと聞くこともあり、これだけ世界を渡り歩いて日本に伝わってきた食材って、他にないのかもしれないなぁ。と他の食材のルーツと勝手に勝負してみたい気持ちにもなってきた。その勝負はまた今度ですね。
こうして辿り着いたのがペルーです。紀元前3,500年にペルーの遺跡から落花生の殻が見つかっているそうです。ということは、ナスカの地上絵を書かれた時が紀元前400年から紀元後400年だそうなので、古代の方達もきっと落花生を食べながら、あの地上絵を書かれたんだなぁ。と勝手に妄想しはじめ古代の文明が身近に感じてきました。
古代文明から続く、落花生にもっと面白く表現できるように、また歴史にふれる機会を作ってみたい。
今度、ナスカの地上絵をピーナツアートでチャレンジしてみよう。想像を膨らましながら、また落花生をじーっと見てみます。