千葉県産 VS アルゼンチン産 食べ比べしてみた。
ついに来た。依頼したら、気さくに対応してくれたメーカーさんに感謝したい。千葉県産は手元にあるけど、海外産の落花生になると加工されていたりして、煎っただけのものや生のままのものというのは、手に入らない。
という事で、某メーカーさんに『海外産のピーナツの原料を少し分けてほしい。』頼んだら、快い返事をいただいた。
サンプルとして手配した落花生は、アルゼンチン産。
落花生の歴史を調べたところ、落花生が世界で一番ふるく確認されたのが、ペルーで紀元前3,500年に食されていたという記録。
南米が落花生の発祥になってくる。
それを知ったからというのもあり、原産に近いアルゼンチン産というのを希望して今回依頼した。加工されたピーナツは元々みていたけど、実際に落花生だけというのは初めてになる。
届いたアルゼンチン産がこちら。
写真は、アルゼンチン産の生のものと煎った加工をしたものです。アルゼンチン産の生の落花生というのは初めてみましたが、小粒種というだけあって小粒です。
千葉県産との比較をさっそくしていきましょう。
左側が、千葉県産。右側がアルゼンチン産。ちょうど落花生の収穫が始まったので、畑から収穫したばかりの落花生を拝借。殻を割ってみると、絹のような白さ広がる綺麗な落花生。
収穫したては見慣れた茶色ではなく、どちらかと言うと白に近く、ところどころピンクがかった色んなんです。天日干しなど日が経つにつれて、見慣れた茶色になっていくのです。
色もそうですが比較するとわかりますが、大きさが違います。今回千葉県産の落花生の品種は『郷の香』になります。はっきり言えば普通のサイズですが、それすら大きく見えます。
小さいサイズになると、千葉県産では等級の低い落花生になりますが、粒が揃っているイメージはありません。小粒種だから、このサイズで大きさが整います。もちろん落花生は生では食べれないので、このままでは食べれません。
食べ比べは、煎り落花生になります。
煎ったものの比較になります。今度は右側が千葉県産で、左側がアルゼンチン産になります。千葉県産は日頃、食べ慣れている部分もあったので、先にアルゼンチン産を食べてみました。
カリッとした食感は小粒だからか、とても歯切れよく感じました。そして風味はと言うと、煎り方が上手なのだろう。香ばしい風味は感じました。ただ、落花生の甘みという部分と、また食べたいなぁ。というヤミつき感は、アルゼンチン産はないかなぁ。と感じました。
その後、千葉県産の早生種の煎った落花生をパクパク食べましたが、噛んだ後の風味や鼻から抜ける香りは千葉県産の方が良かったです。
ただアルゼンチン産が劣るというワケではなく、味噌とからめても食感が落ちにくい小粒種の良さというものがあります。文中にも書きましたが、『カリッとした食感と香ばしさは、世界共通なんだなぁ!』って驚きました。
見て比べて食べ比べて、また一つ自信になりました。次は、中国産との比較をしてレポートしたいと思います。