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ピーナツペーストに、よせられる多くの声。その作り方に密着してきました!

ピーナツペーストと聞くと小さい頃から慣れ親しんだ味。という印象で、今ではスーパーやコンビニはもちろんのこと、コッペパンの中に塗られ販売されていたり色々な場所で目にします。

インターネットなどで調べてみても、多くの顔がズラリ!

ピーナツをペーストにし甘みを加えたものや、粒を加えてペースト滑らかさに加え食感を加えたもの、さらにはピーナツだけしか使ってないものなど、ピーナツをペーストにするだけで様々な顔をもち、多くの方々がその製造に携わっていることも伺える。

当社が扱っているピーナツペーストの事を考えていたら、とある旅行作家さんが取り上げていただいた記事に多くの反響がよせられた事を思い出した。当時の記事がこちら。

ある地方紙に記事として紹介。

この記事は、今から2年ほど前にもさかのぼるものになるが、当時外出の自粛なども重なりインターネットでの注文が、この記事の掲載とともに多くのなったのを今でも記憶している。

この記事をきっかけに。というわけではありませんが、ご利用いただいた際の、商品に関するお声を全国からいただいたりするので、ここで一部ご紹介いたします。

房総半島の旅の帰りに買ったこのピーナツペーストが美味しくて忘れられず、こちらのお店でお取り寄せしました。以前、ピーナッツバターを食べない友人にもお土産にあげたら、ここの商品は好きだと言ってくれました。この商品が全国展開してほしいです。

房の駅 楽天市場店からのレビュー

以前、姉から貰って美味しかったのでまた食べたいと思い調べてたら楽天にあったので買いました!千葉出身者でありながら知らなかったのですが、人にプレゼントするのにも良いなぁと思い購入しました!

房の駅 楽天市場店からのレビュー

これを食べたら、どんなジャムやクリームにも戻れません!簡易包装もむしろ良かったです!また無くなるころにまとめ買いしたいです♪

房の駅 楽天市場店からのレビュー

好みでその評価は分かれてしまうこともあるかもしれないけども、旅行作家さんの記事に『きめ細やかでなめらか』とあるように、今回はこの多くのリピーターがいるピーナツペーストの魅力に迫りたいと思います。

作り始めたきっかけ。

当社の取り扱っているピーナツペーストの原料は、もちろん千葉県産。千葉県は言わずと知れた落花生の産地なので、ピーナツペーストを作っている製造メーカーさんも多く存在しています。

そんな中、協力してくれるメーカーさんでは、ピーナツペーストを作り始めてから、おそらく15年ほどの月日が経過。創業当時から扱っていたわけではなく、会社の当時の担当者が『ピーナツペースト作れないかなぁ。』と、話を振られたことがきっかけで、取り組んでみたんだとか。

その協力してくれている製造メーカーさんも、普通の煎る落花生は作っていたものの、ペーストに関しては初めての取り組みだったので、参考にしたピーナツペーストの味にしようにも、中々うまく行かなかったそうです。その時ピーナツペーストの製造に一から携わったのが現社長だったそうです。

今は社長でも、当時は入社したて。

製造できる機械が、たまたまあったからとはいえ味付けや舌触りで言えば、何度も試作を繰り返したそうです。そして出来上がったのが、今もほとんど味付けなどを変えずに、当時のままの味わいをそのままにしているピーナツペースト。

当社のピーナツペースト。

私も何年もの間この商品を販売してきたが、改めて話を伺うと『何を知ったような顔をして販売してきたのか。』そんな気持ちにもなりました。このピーナツペーストに使われる原料は、すべて製造工場で選別されピーナツペースト用の原料として選ばれたものを使用しているとのこと。

確かに落花生で見れば、質の良いものは殻がついたまま煎られ、そのまま出荷される。等級が下がっていくと、殻をむき渋皮がついたまま煎る素煎り落花生として出荷されていきます。

そして煎っただけの落花生としては、見た目も悪くなってしまったものがピーナツペーストの原料としてして使われるだが、見方によってはそこに選ばれたピーナツでもあります。

ものが悪いからピーナツペースト。というよりは、ピーナツペーストにした時に、このまろやかさや舌触りになるからこの等級。という方があっているようにも感じます。なぜかといえば、ピーナツペーストの原料の中でも使う原料の割合を混ぜ合わせているからです。

ピーナツペーストに使う原料。

現社長いわく、ピーナツペーストを作っていると、時より原料について耳にすることがあるそうです。

『ペーストにするんだから、粉末とかなんでしょ。』

まったくそんな事はなく、むしろそのまま煎りピーナツとしても十分楽しめるんでは無いかという代物。

業界の言葉で『ガチャ』と呼んでいるらしいが、大きめのガチャと中くらいのガチャを混ぜて使っている。その割合こそ秘密ではあるけれど、製造開始した当時の味を作り続けるには、ここの等級の落花生であることが必要になってくる。原料の質を変えてしまえば、含む油分なども変わってくるから、当然なにかを変える必要性も出てくるのです。

そしてピーナツペーストを作っていく上で、はずしたくないものが植物油脂という存在なんだそう。

植物油脂を加えているところ。

このピーナツペーストの作る上での様々な説明に出てくる『まろやかさ』という言葉。最初から手がけてきたからこそ、追い求めたものが言葉として何度も出てくるのだろう。と思いながら、話を伺っていました。

勘違いされる悔しさ。

このピーナツペーストを作っていく段階で、植物油脂を加えることでよく勘違いされてしまうことがあるのだという。

それは出来上がったピーナツペーストを瓶詰めした後に、正面にできる油分の層。これが『植物油脂ですか?』とか『植物油脂の入れすぎでは?』そんな声を耳にするそう。確かに入れているので、少しはあるかもしれないけども、大半は『落花生の油分です。』とハッキリ言っていました。

落花生というのは、それだけ油分を含んだものとのこと。現に素煎りの落花生の栄養成分を見てみると、一目瞭然なのかもしれない。

素煎り落花生 栄養成分表示(100g当たり)
エネルギー 585kcal / たんぱく質26.5g / 脂質49.4g / 炭水化物19.6g / 食塩相当量0g

ピーナツペースト加糖 栄養成分表示(100g当たり)
エネルギー 590kcal / たんぱく質14.4g / 脂質39.9g / 炭水化物43.4g / 食塩相当量0g

栄養成分表示の比較。

栄養成分表示を見てみると、落花生は煎っただけの状態でも脂質を多く含んでいることがわかります。植物油脂を入れることによって潤滑剤となり、滑らかな舌触りになるため加えているとのことでした。

追い求めた『滑らかさ』

冒頭の旅行作家さんの記事にふれたように、ここで作り出すピーナツペーストで伝えたいのは、とにかくその『きめ細かな滑らかさ』です。品質を安定させるため、ピーナツをすり潰す機械に二度かけることにより、その滑らかさを生み出しています。

無加糖のピーナツペースト比べると、加糖しているペーストは粉糖を加えているので、少しザラっとした感覚を覚えるが、無加糖の滑らかさはとにもかくにもねっとりとして、口にまとわりつく程です。

二度すり潰す機械に通した後の状態をご紹介いたします。

原料にもこだわり作り方にもこだわることで、生み出されるその『滑らかさ』というものが、このピーナツペーストには詰まっているのです。

今回は、当社で扱っているピーナツペーストについて色々調べてお伝えしてきました。まだまだお伝えできてない部分や、共有していきたい食べ方の提案などもありますので、引き続きこの多くの方を魅了するピーナツペーストについてレポートしていきたいと思います。

引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。

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ありも@千葉の食の企画屋さん
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