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仕事は「生活の糧」、でも「さらなる価値」を求めてみる(その2:チャンスとターニングポイント)

前回の続き。

>「好き」というのは仕事にはとても重要だと思っている。好きなことだから熱中できるし、好きなことだから知識も得やすい。

「好きなこと(ジャンル)に関わる」というのは「収入以外の目的」となりうる。しかし、大前提としてすべての人が好きなことを仕事にできるわけではないし、好きだから仕事にしたとしても、幸せになるとも限らない。

ただ、もし挑戦できる可能性や機会があれば、やらないで後悔するよりもやったほうがいいとぼくは思っている。特に若いうちは(若いうちから醒めた価値観に囚われるのは寂しい)。

この「好き」というのは、後々いろいろなところに効いてくるのだ。

チャンスとターニングポイント

さて、働き始めの数年で、2つのターニングポイントがあった。1つはショップスタッフから本社勤めになったこと。とあるきっかけで役員に誘われて、少しだけ悩んで異動した。ラッキーだったともいえる。

ぼくの持論として、チャンスやターニングポイントはすべての人に訪れる。そこで挑戦するのか、変化を求めずにスルーするのかで人生は大きく変わる。そして、動けば動くほどチャンスやターニングポイントに出会える機会が増え、やがてラッキーに繋がる。待っているだけではラッキーはノコノコとやってきてくれないのだ。

その数年後、ぼくは社長にグラフィックデザイン部門を作ってもらうように直訴した。ここが2つめのターニングポイント。

時は1990年代後半、DTP(って言葉は今もあるのだろうか)が普及してきた時代で、自分がデザインに携わりたいという気持ちもあったし、インハウスのデザイン部門があれば会社にとってもプラスになると考えた。

とはいえ、どちらかといえば前者の気持ちが強く、この時点でも「嗜好」が「収入以外の目的」だったのだ。洋服が好きで、デザインも好きだから洋服屋のデザイン。強欲である。

しかし、グラフィックデザイン部門の業務を担当することになり、新たな行動動機へと変化していく。

(続く)

PS: ぼくは昔からプロレスと格闘技が好きなのだが、好きが高じてアントニオ猪木氏を団扇で煽ぐという大任を仰せつかった。好きは大切。

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