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檀流クッキング

最近自炊を始めた
主に減量のためだが、効果は的面で
1ヶ月やそこらで見る見る体重が落ちていき
既にマイナス4kgといったところまできている
捨てようかと思っていた昔のスーツも入るようになり
体も軽く感じられ、体調も良い
そして何より経済的である

おおよその献立を考え
約1週間分の食材をスーパーで買っておく
ちょっと昼飯を食べに外に。。や、ちょっと小腹が空いたからコンビニにへ。。の回数が激的に減った。
それはそれで楽しみなので、外食や買い食いはやめるつもりはないが
こういう自炊生活も良いものである
といっても作るのは減量メニューで人に振る舞うような大した料理ではないが


さて、料理の話である
タイトルにあるとおり「檀流クッキング」
昭和の文豪「檀一雄」氏の書いた料理本である
料理本と言っても美味しそうな写真や、細かいレシピなどは一切ない
材料選びの買い物から始まり、豪快でありながら手間暇かけた美味珍味をごちゃ混ぜにした家庭料理のレシピが何編に渡り書かれている。
文字だけだ。
しかしこれがどうして読み物としてもレシピ本としても素晴らしいのである。
圧倒的な筆力で読者の想像の中に料理をしっかりと存在させ、
しかも自ら一緒に作っているような錯覚さえ覚えるという
さすが文豪屈指の名料理人と言われた檀氏である

何十本とレシピが載っているので、少しづつ読み進めることをおすすめする
読み物としてとても面白いが、一気に読み進めるとお腹と頭の調子が狂うかも知れない。

ちょっと気分を変えたい時に手に取ってみるといい
一気に世界に引き込まれお腹が空いてくることだろう
こんな痛快な料理本があるのかと思うこと間違いなしだ

何をやるにもまずは食べて英気を養うこと
そんな根源的なことを教えてくれる一冊である

檀流クッキング


美味しそうにたくさん食べる人は見ていて清々しいし
何より元気な人が多い

檀一雄氏の「漂蕩の自由」というヒッピー本も面白いので今度紹介したいと思う



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