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タイ最南端の楽園、リぺ島で「何もしない」をする。

リペ島と言えば、秘境とも呼ばれる美しい海の楽園。

タイ最南端に位置するタルタオ海洋国立公園の中にあり、タイ在住者以外には意外と知られていな島だ。南国の風が心地よく吹き抜ける白砂のビーチ、その先には広がる穏やかなエメラルドグリーン。この光景に心を奪われない人はいるのだろうか。


※私がリぺ島を訪れた後、高級リゾートが増え宿泊地の選択肢がぐっと増えたと聞きます。短いスパンで状況が大きく変わることは良くある話ですので、旅行を計画する際はどうか最新情報の確認をお願いいたします。

美しい島を見てみたい、年越しはリぺ島に決めた。

まだ子供が生まれる前の話だ。マレーシア在住の日本人がランカウイ島から船でリぺ島へ遊びに行く話をよく聞いていた。「とにかく綺麗だ」と。
タイに住み始めた頃、ふとそのことを思い出し、地図を見てみると…遥か遠く、南の小さな島が目に入った。

宿泊可能なタイの島では海の透明度No.1、タイのモルディブ…心惹かれる文言たち。やはり行くしかないか。こうして夫とのリぺ島での年越しが決まった。

途中立ち寄った島

さて、今こうして思い出そうとしても、どうやって移動したのかはっきりと思い出せない。それくらい、かなりハードな移動だった気がする。バンコクを起点に、飛行機、車、そして船で移動したことは覚えている。が、道中で国立公園の島に立ち寄った時の美しい景色と、船乗り場に集まった大勢の人々のこと以外は、あまり記憶に残っていない。

なんだか随分遠くまで来た気がする。

「何もしない」をしに島に来た

秘境と呼ばれるリぺ島だが、そこは観光客を受け入れている地。何一つ困ることはなく、島の中心部にあるWalking Streetへ行けば、コンビニ、レストラン、お土産屋さんがずらりと並んでいる。他の観光島に比べると開発は控えめだが、夜ビーチでお酒を楽しんだりファイヤーショーを見たり、いわゆる「イケイケ系」の要素もしっかりとあった。

旅の目的から外れるため、今回は参加していないがシュノーケリングやダイビングなどのアクティビティもあるはずだ。

今回、毎日ホテルの下にあるビーチでのんびりと過ごすことを選んだ。
読書をし、泳ぎ、また読書をし、時々ビーチを散歩しては、また読書に戻る。まさに「何もしない」をしに島に来たのだ。

お宿はMountain Resort。宿犬と共に。

階段を下りビーチに向かう時に見える絶景

今回宿泊したのはMountain Resort。現在では周辺に素敵なホテルが増えていると聞くけれど、私たちが訪れた当時このリゾートは孤立していた。そのため、このビーチにいる人はホテル宿泊しているゲストや、ビーチ沿いを歩いて辿り着いた人だけ。まるでプライベートビーチのように、贅沢な時間を過ごすことができた。

Mountain Resortで飼われているシベリアンハスキーもビーチ散歩
海で遊ぶハスキー

リぺ島内での交通手段はタクシーがメイン。タクシーと言っても実際にはバイクにサイドカーをつけたようなタイプで、島内どこまで行っても1人50Bだった。

リゾート内レストランは夜の営業をしていなかったので、Mountain Resortの無料送迎バスとタクシーの両方を使用して毎晩外に食べに行った。

疲れたらお昼寝

朝食会場からの景色がお気に入り

朝食会場

ここは5つ星ホテルではないので、過度な期待は厳禁だ。それでもこの景色は最の高ではないか?目の前に見えるビーチ、色模様を変えながら徐々に濃くなっていく海、遠くに見える島々に通りかかる船。
少なくとも私にとって、ここで1日気ままに珈琲を飲みながら読書ができたら、、、と思わせる美しさがあった。

テラス席でいただく朝食
食後の珈琲も海の前で

ゆっくりと流れる時に身を任せたら、迷子に

気の赴くままに過ごす、贅沢な島時間。

リぺ島にはパタヤ・ビーチ、サンライズ・ビーチ、サンセット・ビーチの3つのビーチがあるだ。それぞれのビーチは徒歩15分〜20分でアクセスすることができるそうだ。

サンセットビーチに向かって散策をしていたはずが、ここが本当にサンセットビーチかどうかは分からない。岩場になってしまった。

はて、ここは?
日が暮れ行く

目に焼き付けて、バンコクへ帰る

帰る時間が近づくにつれ、この美しいビーチとの別れがますます寂しく感じる。つい数日前、島に着いたときはワクワクしていたのに、今は名残惜しさでいっぱいだ。旅が始まれば、必ず終わりがやってくる。その切なさは、海を見つめていると何倍にも増していくよう…だからあえてじっと見つめ、目に焼き付けて帰るんだ。

またここに来ることができるだろうか? いや、正しくは、また来る気力があるだろうか、、、
帰りの船が待っている

◆情報

タイからのアクセス方法

①バンコク→ハジャイ国際空港まで飛行機(LCC含め1日4~5航空会社が就航)※スワナプーム空港出発かドンムアン空港出発かは航空会社によります
  ◆約1時間半 
②ハジャイ国際空港→パクバラ港  ※バンやタクシーなど
  ◆1約時間半
③スピードボートとリぺ島へ
 ◆約1時間半

事前にハジャイ国際空港→港のバンの予約をしました。旅行会社によっては、飛行機+バン+ボート、もしくはバン+ボートとパッケージになって販売しているようです。

Mountain Resort

Officialサイト:https://mountainresortlipe.com/
Facebook:https://www.facebook.com/Mountainresortlipeisland/
トリップアドバイザー

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