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海外生活、友達は恩人
春節についてnoteにアレコレ書いている最中だった先週、突然体調が悪くなり入院した。
大きなお腹を抱えたまま、夫の不在中1人で生活できるのか不安だった。日本で生活するのとは少し異なるここでの生活。そんな私を心配して、タイ人の友達が泊まりに来てくれていた。
「おかげで無事過ごせたよ。本当にありがとう」と何度もお礼を伝え、土曜の昼食後友達を見送る。
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あぁ、夕方は高校時代の友人が来てくれて、そのあとひと眠りすれば夫が帰ってくる。
日が傾き心地よい風が窓から入ってくる。うとうとする中お腹に違和感が。ちょっとお腹壊した時の痛みに似てる。この時はトイレに行けば「すぐ治るでしょ」と軽く考えていた。
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しかし何度トイレに行くも変化がない。
やがて友達が到着し食事がはじまった。「今日はタイ語だけね!」と釘を刺されながら近況を語り合い、楽しい時間を過ごしていた。
出会ったのは私が17歳、彼女たちが16歳の時。交換留学先の高校で出会った。
今日の久しぶりの再会をずっとずっと楽しみにしていた。
そんな想いとは裏腹に、気兼ねなく笑い合う時間は徐々にお腹の痛みに支配され、やがて冷や汗が出てくる。
気がつけばソファーに横になっていた。
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友達を見送り部屋に1人になると、痛みが変わった。もしや、と思い時間を測る。約10分間隔で痛みが来る。「1時間に6回以上張ったら病院にきて」という先生の言葉を思い出すも、もうすぐ夜の22時。
家に泊まっていた友達に相談すると
「今から行く」
一言返事で駆けつけてくれた。
「破水していなくて話せるなら陣痛じゃない。今すぐ病院に行くべき」と電話越しの友達の母。
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張りの間隔がどんどんと狭まる中、入院の準備をし病院へ。その頃には元気な私はもういなかった。自分で状況を説明することもできない。
病院でのやりとりは全て彼女がタイ語でしてくれた。何もかも。彼女の手には張りの間隔をメモした紙があった。
やがて病室に通される。入院とのことだ。自分がどんな状況なのか分からないまま注射を打たれ、副作用で息ができない。心臓が破裂しそうだ。
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翌朝、夫が到着するまでずっと付き合ってくれた。彼女は、ผู้มีพระคุณ、まさに恩人だ。彼女がいなかったらどうなっていただろうか。
一人でタクシーを呼んで病院に行けただろうか。そもそもエレベーターにさえ乗れなかったのではないだろうか。何よりお腹の子は無事だっただろうか。考えるだけでも恐ろしい・・・
少し良くなった私を見て「昨晩は何話しても全部タイ語間違ってたよ(笑)」とニヤり。私は彼女に何度も感謝を伝えた。