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戻る気なんて1mmもなかった私が、今 故郷 福山にいるわけ①
”とにかく遠くへ行きたい”
大学もそうやって遠くの大学から順に調べて選んだような私は、
高校卒業時には、新しい地へのワクワクでいっぱいで、
「行ってきまーす」と意気揚々と故郷の福山を離れた。
その時にまつわるエピソードはこちら
そうして、茨城の大学で4年、
その後はピースボードに乗ろうと東京に移り、
結局 東京での暮らしが楽しくなり、そのまま就職して、、と
気ままな日々を送っていた。
そんな時、友が「おもしろいとこに行ってきたよ」と、とあるセミナーを教えてくれる。
それは、当時恵比寿にあった第三世界ショップ(WWB/ジャパン)が主催する「起業セミナー」で、特に地域貢献を目的とした女性の仕事をちゃんと事業としてやっていけるよう(「食える市民事業」という表現をされてました)サポートする目的のセミナー。
当時の私は、特にやりたいこともはっきりは決まっておらず、”いつか、カフェみたいなのできたらなー”とぼんやり思ってるくらいで、、でもなんかおもしろそう♪のワクワクでそこに飛び込む。
2日間のセミナーは思った以上に本格的で、事業計画書の立て方、銀行融資の受け方etc、もうこれから始めるぞ!という方にとっては素晴らしい内容で、その中で私はかなりの場違い感にクラクラしつつもなんとかラストまでついていった。
そしてラスト、第三世界ショップ代表の片岡さんのお話があった。
これが私の運命を変えることになる。笑
![](https://assets.st-note.com/img/1720441229656-bX2ZqyZVSY.jpg?width=1200)
片岡さんの話はとてもおもしろく、とても熱く、、エネルギーの塊だった。
そして、片岡さんはこんなことを仰る。
「なにもない!って思うところにこそ、宝がいっぱいある。
問題だ!って思うところにこそ、チャンスがいっぱいあるんだよ」(意訳)
それを聞いた時、私にびっくりすることが起こった。
福山が思い浮かんだのだ。
(私にとって福山はまさに「なにもない」ところ、「問題がいっぱいある」ところ、だった(ほんとスイマセン。個人の主観です))
そして更に、
福山の人たちがとびっきりの笑顔で、この街で暮らすことを喜び、この街でよかったーってイキイキと人生を楽しんでる、そんな姿が私の一面に広がったのだ。
うわぁ 。 。
びっくりしたままその映像を眺めていたら
" 帰ろう "
" 福山がそんな街になったら嬉しい "
そんな思いが湧いてきた。
まさか自分がそんな気持ちになるなんて。ほんとうにびっくりした。
でも、これは確かな 私の思いだった。
そして、そんな自分が嬉しかった。
あぁ私は、こんなことしたいんだな、って。
そうして、私は『福山に帰る』という選択を手にする。まさかの。笑
ただ、当時23,4歳の私は
すぐ帰ったところで、福山で今自分ができることはなにもないと思ったので、暫くは東京でもう少し力をつけよう、と思う。
そしたら、
ちょうどそのセミナーで隣の席に座っていた方の事業にすごく共感し、
ついていきますっっ!と手伝う流れに。。
それは「スローフード」のデリ&ケータリング事業。
(当時まだ、スローフードのスの字も聞こえてなかった時だったけど、はじめて間も無く「スローフード」は一気に時の人?となり、全国的な広がりを見せた(福山には来なかったけど。笑))
そこでのたくさんの学び&諸々を経て、26歳の時、
私は福山に戻った。
地域活性化に関わるために。
続く、、