「野菜主役の料理」は成り立つのか?/ヴィーガンレシピの真髄とは:ダニエル・ハムシェフに学ぶ
「野菜主役は成り立つのか」みたいな名代は結構、”成り立つ方向へ尊重”されている訳だが、肉や魚と比較したらどうかと問われれば、話は変わってくる。
例えば、乱雑に用意された被験者を対象にした場合に、独創的な食事を好む思考を持っている人間は、全体の割合として小さく、バランスの良い無難な選択に偏っている可能性を感じます。
たとえば、知能指数でも様々な分布に分かれていて、26%を占めるボリュームゾーンの、差異がIQ20前後に認知されやすいプロダクトが、基本的に世間の注目を集めます。
味覚についても、美的感覚についても、被験者またはゲストが、今まで経験してきた好みの味や美的センスが良いと感じる、ボリュームゾーンと全く同じプロダクトではなく、”多少の新しさ、一定の新しさ”を加える必要があるが、食事を提供する対象のボリュームゾーンラインの配置によって、それらは、変わる訳である。
つまり、我々が線引きするボリュームゾーンは、店舗によって対象が大きく異なる為(ターゲット層)、世間一般で見れば、野菜主役が成り立つとは言えないかも知れない。
しかし、我々が提供するコース料理(もしくはアラカルト)で、全ての食事が、ヴィーガン料理になることが成立しないとは、まだ言えないだろう。
何故なら、ミシュランガイド三ツ星レストラン「イレブン・マディソン・パーク(Eleven Madison Park)」のダニエル・ハムシェフが、完全ヴィーガンメニューに切り替えたことが話題となっています。
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