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スクラッチアートのこと
はじめてスクラッチアートに出会ったのはいつだったか、思い起こしてみると、おそらく何年か前、娘が持っていたすみっコぐらしのスクラッチアートを一緒にやった時ではないかと思う。その時は、家事の合間に、娘に付き合うような感じでほんの少しやってみただけだったので、あまりピンと来なかったのだけど、
それからしばらくして、ある日、家族で100円ショップに行った時、仏像のイラストが描かれた「何か」があった。
「いったいあれは何…?」と思い、近づいてみると、それも「スクラッチアート」であるのがわかった。おぼろげに娘とすみっコぐらしのスクラッチアートをやったことを思い出し、スクラッチアートというものがどういうものであるのか、しっかり認識したのだった。
仏教に興味があって、座禅会や、僧侶カフェというものに出かけていって、仏教について質問させてもらいながら勉強していた時期もあったので、100円ショップで仏像のイラストが目に入ってきたことに少し驚きもあったのだと思う。
もちろん買って帰り、さっそく挑戦してみると、これは……!!
昔、Gペンやかぶらペン、スクリーンシート等を買って、
……漫画やイラストを描いていたあの感覚!!
小学校の時に美術の授業で習った、版画を彫刻刀で掘っている感覚にも通じるような気がする。
しかも、線をなぞらなければそこが何色なのかがわからない。どんな色なのか知りたくて、わくわくして、気が付くと、どんどん削っていってしまう。
仏像のイラストといえども、丁寧に削りたくなるので、なんだか気持ちも落ち着いてくる。知らず知らずのあいだに集中・没頭している自分を発見しつつ、また削ることに集中する。
そして、ただ削っていればいいというわけでもない。細かい部分は慎重に削らなければ線をはみ出してしまうし、削りすぎると紙が破れてしまう。
全ての線を削り終えたら一応、完成で、それでもじゅうぶん楽しいのだけれど、そこから、自分はどこを塗るのか、塗らないのか、自由にアレンジができるところがまたスクラッチアートの魅力のひとつだなぁと思う°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
塗りすぎると、絵柄が曖昧になって何が描かれているのかわからなくなってしまうし、塗る部分が少なすぎても、色合いが足りないような感じになってしまう。でも、100円ショップにはスクラッチアート用の修正液も売っているので、購入しておくと失敗した部分は直すこともできる。さらに!もともとイラストが描かれてあり、それを削るタイプのスクラッチアートもあるけど、自分でイラストが描けるタイプのスクラッチシートも売られている✨
去年のクリスマスプレゼントには、夫からスクラッチアートもらった。私が趣味のひとつとして楽しんでいるのを知り、一生懸命選んで、買ってきてくれたんだと思う💝
ホログラムタイプのものは、光をあてるとキラキラしてとても綺麗。カラータイプは、グラデーションになっている部分もあったりして、とにかくカラフル。どちらにしても気分が上がる🌈✨
趣味を楽しんだり、興味のあることを学んだりするのはもちろん楽しいから、ということが前提にあるけれど、生活していると、イライラして娘や夫に怒りすぎてしまうことがある私……。それじゃ、自分はいいかもしれないけど家族は良い気分にはなれないし、もちろん私も嬉しくない。
なので、これからも趣味や興味のあることを、前の自分より少しでも成長できるように、楽しむことも忘れずに学んでいきたいと、あらためて思うのだった。