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reina
2021年10月21日 03:35
※長いし、ちょっと暗いし出口がない。でも私なりにまとめた感想です。目次⬛︎読んだきっかけ⬛︎正欲に登場する人々⬛︎"明日死にたくない"が、正常?⬛︎隠れている自己責任論⬛︎共通するのは"理解されたい"気持ち⬛︎読んだきっかけ『過去10年で最高の言語体験でした。』と大学時代の友人が薦めてくれたので読んだ。読み終わって感じたことは、『この世界には逃げ場がない』。友人にそのまま伝
2021年10月17日 17:44
安部公房の『壁』に登場する人たちは、ある日突然奪われる。名前、影、目、家ーーそれはいわゆる自己証明と言えるものだ。少なくとも現実世界を生きる上で、他人からあなたはあなたであると言われるためには必要なものだ。ではそれらを失くした時に、人は自らのアイデンティティを喪失せずにいられるのか?まさに突然アリス・イン・ワンダーランドの世界に引き込まれるような、そんな物語だ。本書は、以上三つで構