アニメ 八月のシンデレラナイン 第10話感想
このハチナイアニメ感想シリーズも後3回で終了ですね。感慨深いものがあります。
今回も当然のようにネタバレしていくので視聴前の方は読む事をお控えください。
前回の超酷評した記事はこちら
前々回の中々良かったという感想を書いた記事はこちら
では10話感想スタートします。
今回物語は全国上位の実力の向月高校と練習試合が決まる所からスタートしました。
練習試合が決まった経緯は
向月高校のエースが有原たちのひまわり畑の練習を目撃した事からトントン拍子で練習試合が決まりました。
全国に公式女子野球部はごく僅かしかないはずですが、
有原たちの里が浜高校周辺には硬式女子野球部員がたくさん住んでいるようです笑
まあ細かい設定考察は置いておいて感想を記述していきます。
目次
①前回よりはずっとマシ、7話や8話には劣る
②今回の主役は宇喜多と有原
③ゲームの方が良いなと思う点
④アニメの方が良いなと思う点
⑤野球描写は全く期待しない方が楽しめる
⑥10点満点評価
⑦小説の宣伝
①前回よりはずっとマシ、7話や8話には劣る
前回9話の意味不明なお寺合宿、お風呂シーン、お食事シーンとは異なり、今回10話の練習試合は一応野球アニメとして頑張っていた印象を受けました。
創部以来初めての勝利を収めた有原たちの喜ぶ姿は微笑ましいものを感じました。
②今回の主役は宇喜多と有原
物語が進み野球部の部員が9人を超えた現在、勝ちに行く為のオーダーを考えた時に残念ながら二人余ってしまいます。
実力で劣ると判断された河北と宇喜多の二人はランナーコーチの役割を有原から任されますが、
宇喜多はうまく声を出す事が出来ずに有原をアウトにしてしまうシーンがあります。
このシーンは打球の行方を最後まで見ていない、有原のミスだと私は思いましたが
宇喜多は責任を感じてランナーコーチも降りたいと言い出します。
あまりの自信無し無しの宇喜多のキャラクターに少々イラッとする場面もありましたが、
降りたいと口に出せるだけ宇喜多は実は精神面で凄いキャラクターなのかもしれません。
私は内心自信が無くても堂々と辞めたい、降りたいとは口には出せませんから笑
そんな、人によっては辞めたいなら辞めればいいと突き放しかねない宇喜多に対しての有原のキャプテンシーが今回の見所でした。
チーム1人1人を鼓舞してプレーでも引っ張って行くその姿はまさにキャプテンでした。
今回の10話の有原はチーム全体の事を考えて動いており、中々良かったと思います。
宇喜多も最初は怖いけど、やってみて上手く行けば楽しいという事を経験出来て良かったと思います。
③ゲームの方が良いなと思う点
今回、エースに倉敷が任命されましたが、倉敷とバッテリーを組むのはゲームの仙波とは異なり鈴木でした。
ゲームでは倉敷と仙波のバッテリーとしての成長がしっかりと描かれているのでアニメを見ているとどうしても物足りなく感じてしまいました。
ハチナイのゲーム経験者で同じ感覚になった方は多いのではないでしょうか?
野球漫画においてバッテリー間の友情やぶつかり合いは定番です。
球種サインでバッテリーで揉めることやピンチにキャッチャーのリードによって切り抜ける事等々、野球漫画においてバッテリーエピソードは定番中の定番です。
残念ながらハチナイアニメはバッテリーエピソードが薄いですね。
非常にもったいないと感じています。
④アニメの方が良いなと思う点
アニメの中野が良い奴過ぎてゲームの中野とのギャップが面白いなと感じています。
アニメの中野は
打って良し
走って良し
データ収集の努力家
野球部結成の為に校内記事を書いてしまう熱さ
ゲームとは違ってふざけた事はしない
等々
別人のような聖人っぷりを見せつけてきており、この聖人中野が最終回まで続くのか、個人的に注目しています。
他にもゲームよりもめちゃくちゃマイルドな東雲もこのままマイルド東雲で行くのか注目しています。
この二人はアニメによって個人的な好感度が大きく上がった二人です。
⑤野球描写は全く期待しない方が楽しめる
今回は練習試合という事で嫌でも野球描写が多かった回です。
おっと思わせる良い野球描写も所々ありましたが、ありえない棒立ちのシーン等残念なシーンもあり、どうしても粗を探すと幾らでも見つかってしまう野球描写でした。
野球アニメは少しでも変な野球描写があると気になってしまう所が難しいところなのかもしれません。
今回はおかしな野球描写や残念な手抜き描写も穏やかにスルーする心の準備が出来ていたのでそこそこ楽しむことが出来ました。
残り2話も野球描写はあると思いますが
ハチナイのアニメを楽しむコツは
野球描写に関してはハードルをMAXまで下げておくことだと思います。
野球描写以外の人間ドラマに注目しておけば楽しい回も多いアニメだと思います。
⑥10点満点評価(6点が及第点)4点以下の部分があると全体的に大きな悪影響あり
ストーリー5(初勝利までのストーリーの熱さはもっと出せたはず)
世界観6(9話の悪ふざけから改善されてハチナイの世界観が戻って来ました)
キャラクター5.5(個人的に九十九のプレーは良かったと思います6.5)
ワクワク5.5
爽快感5.5(流石に野球描写が酷いので及第点は厳しいですが気持ち良いシーンも所々あり)
テンポ6
話の密度5
作画5.5(野球シーンの表現はやはり稚拙だが寛容な心で観ると楽しめる)
音楽5
オープニング演出5.5
エンディング演出6
伏線6(初瀬はどうなるのか。明確に野球部が上手くなった描写はまだ弱い、神宮寺にリベンジできるのか。)
伸び代5.5(今回は送球のシーンも所々描いてくれたので最終回の野球シーンが盛り上がる事に期待したいです。野球描写は期待しませんが、盛り上がる事は期待します。)
⑦小説の宣伝
最後にハチナイの小説の新刊、
八月のシンデレラナイン、潮騒の導く航路がもうすぐ発売されます。
ハチナイのゲームもまもなく2周年を迎え、2周年イベントは小説のキャラが絡んで来る可能性は高いと思っています。
前回の小説は実店舗で手に入れましたが探すのに少々苦労しました。今回も大型書店で無いとおそらく手に入らないと思いますが是非読んで見て欲しいです。
小説版ハチナイはアニメやゲームとは違った世界観で私は結構好きです。
皆様の応援に支えられて毎日連続投稿継続中。ゲームアプリの触りの部分をプレイする事でゲームの出来を独自に判断し半年後のセルラン を予測をしていましたが、エンタメ未来予測全般に挑戦したいと思っています。