結局みんな愛されたいだけ

人の悩みは、ほぼ全て人間関係の悩みから生じると、アドラーは言っている。

概ねその通りだと思う。

人間は根本的にはみんな寂しがり家だ。

自分が好きな人に愛されたい。

大切にしてもらいたい。

受け止めてもらいたい。

みんな愛に飢えているとも言える。

だからこそ、悩みが生じて苦しくなるのである。

孤独を感じたら辛いのは当たり前だ。

そして、愛されたい欲求を持つのは当然だ。

だからこそ、みんな魅力的になる為に努力をするのだ。

今モテている人も、過去ずっと寂しい思いをしてきた人ばかりだ。

だからこそ、その寂しさをエネルギーにしてみんな努力を重ねて、
魅力的で人から愛される人になっていっただけの話なのだ。

勿論、良き指導者に恵まれたり、良い環境で育てられた人もいて、運が良いのもあったと思う。

だが、根本では、人よりも自分の心からの欲求に素直になっていただけなのだ。

好きな人に愛されたい、受け入れてもらいたい。

だからこそ、それに相応の自分になろうと強く思い、努力を続けるのだ。

俺はそんな姿は素晴らしいと思うし、それこそ、本当に成長するという事だと思う。

最初から諦めるのではなく、愛されるために、ちゃんと努力する。

そして、自分も愛せる人間になる。

それはみんな本当は心に秘めている大切な欲求なのだ。

その欲求に素直に生きよう。

愛されたいのは当たり前。

孤独なのは当然。人間なのだから。

だからこそ、前向きに生きるんだ。

その自分の願いを叶えるために。

決して、その自分の根底の欲求を押さえつけないように。