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幸せには、それぞれのカタチとカラーがあるんだよね。【創作大賞感想】

わたしは、生涯経験することがなさそうだな…
と、微かに思う。

5人の子育てをされながら、
お仕事もされているママnoterさん。


日頃から、投稿を読ませていただいていて、
わたしは、すっかりshiiimoさんファンです。

過去にも、shiiimoさんの記事を読んで、
号泣したことがあります。

その時のことを
記録しておきたくて、
ついつい記事にしたこともありました。

※こちらの記事は、本題とはずれるので、
 ぜひ飛ばしてください!
(それなら、リンクを貼るなよ、
 というツッコミは、受け付けておりません。
 悪しからず。)




そんなわたしの推しであるshiiimoさんが、
創作大賞2024 お仕事小説部門で、
作品を発表されておりましたので、
楽しみに読ませていただきました。



「これは…」

第1話を拝見した時点で、
創作大賞感想を書かないと…と、
謎の使命感に駆られておりました。


なにせ、子育ての経験がないので、
ちょっとずれたことを書いてしまったり、
よくわからない話が
続いてしまうかもしれませんが、
RaMなりに、心を込めて書いてみますので、
お受け取りいただけると、大変うれしいです。




しあわせの色を、ママにおしえてよ



タイトルを見ると、なんとなく
何か子育てにおいて、苦悩があるのかな?
お仕事小説部門だから、
キャリアにも関係する物語かなあ?
と思いながら、拝見しました。


旦那さんは、単身生活をされている中、
平日はワンオペで、お子さんのことをしながらも
仕事をされている、ひとりの女性の生き方を
模索していく中での物語。

この物語の主人公の愛さんは、
家庭生活に、お仕事に…と
毎日、多忙を極めていたことと思います。


書かれているもの全てが
実話かと思うほどのリアルさ。

心に深く訴えかけてくるものがありました。

言葉の端々から、思いがひしひしと、
時には、痛いほど、伝わってきたので、
きっと、実体験をもとに、
書かれたものだろうなあ…と思いながら、
受け取らせていただきました。


我が子が、周囲にいる子たちとは
ちょっと違うのかも?
と感じさせられる出来事。

そうですよね…。
頭ではわかっていても、
心の奥深いところでは、
受け入れたくない(受け入れられない)こと、
ありますよね。


親である自分が、

それを認めてしまっては、
この子を傷つけるのではないか。

子どものことを期待せずして、
誰がこの子の味方であれるのか。

一度受け入れてしまったら、
戻れなくなるのではないか?

と、わたしなら思ってしまうかもしれません。



それが、いくら、専門職であっても。

わたしは、子どもはいないですが、
その支援者側に近いところにいます。

受け入れて、認めることで、
その子にとって、
ラクに暮らすことができるようになる
可能性があることも
知っている(はずです)し、
その思いを持って
日々の仕事や生活をしています。


だけど、それはあくまで
仕事として、客観的に物事を
見ることができているからです。


もしも、この先、
わたしに子育てという巡り合わせが
来たとするならば。

自分ごとになったら、
どうなるかはわかりませんが、
わたしも、この物語の主人公と同様に、
最初は受け入れられないだろうと思っています。



でも、わたしは、
これまでの社会人人生の中で、
誰もが、生きる力を持っていることを
知ってきましたし、
一人ひとり、異なる宝物を持っていると
信じています。 


我が子であったとしても、
自分とは別のひとであること。
その子のことを尊重してあげたいと
心では、思っています。



悩んで、悲しんで、もがき苦しんで。

その先に気づく光は、
何よりもかけがえのないカラーをまとい、
その方それぞれにあった幸せのカタチを
しているものだ、と思うのです。


この物語の主人公である愛さんは、
目の前にいるお子さんと、
心を共にした旦那さんと、
たったひとつのしあわせを
見つけられたのだろうな
と、思いました。


物語のスピード感も、
主人公のご家族の雰囲気も、
リアルな心情も、
とてもよく描写されている物語だな〜
と、感じました。

一人のひととして。
一人の母として。
一人の働く者として。

とある女性が、生活に向き合う中で
幸せを見つけていく物語。


より多くの方に届いてほしいと願う作品です。



shiiimoさん。
とてもステキな物語でした。

読ませていただき、
本当にありがとうございました😊✨




詳細は、ぜひ、
みなさまの目で、心で、
ご確認くださいませ🍀


以下に、全話のリンクを
貼らせていただきます☺




…と終わりに見せかけて

ここからは、少しだけ私的事情入ります。笑


語りたくなってしまいました。

ということで、おまけの小話。

ちょっと暗めのお話なので、
お時間のある方、
ダークなお話も興味があるよという方は、
お付き合いくださいませ。




わたしの中で、
印象に残った部分があるのです。

こころを痛めた部分でもあるのですが、
第4話の中のこの部分です。


頭の中ではいくらでも愚痴が出るくせに。

それでも私は声に出して言えなくて、背中で語っている気になっている。
こうして、啓太さんに気を遣われている感じもすごくイヤ。
でも、これで全く気にされないで関係ない話を延々されたら、きっともっとイヤ。

つくづくめんどくさい性分だと思う。きっと、啓太さんにだってそう思われてる。腫れ物を触るみたいに、啓太さんがそっとそっと声をかけてくるのがわかる。

しあわせの色を、ママにおしえてよ【第4話】より


わたしは、
愛さん側と、旦那さん側。
どちらとも、体験があります。


直近で思い出したのは、今から約2年前。

旦那さん側の立場です。


*--*--*--*--*--*--*--*--*


わたしが、前職での役職業務の集大成に
入っていた、3月末のこと。

実家では、父方祖父母の介護問題が
勃発していた。

父は仕事人間で、平日は不在。
母にとっては頼りにならない存在だった。
気付けば、母に、ひとりで抱え込ませていた。

血のつながっていない母に押し付けて、
父の妹(叔母)は、なにしてるんだ!と、
わたしと妹が憤慨していたことは
きっと、当事者は知らないであろう。


正確に言うと、
押し付けられていたわけでなく、
たまたま近くに住んでいるのが、
両親であり、
長男嫁である母が動くことが多かった
ということに過ぎないのだけれど。


あの時の母は、本当に黒々しかった。

何を言っても、捻くれた言葉が返ってきて、
どんなに寄り添いたくても、
わたしが傷つくばかりで、難しかった。


この物語を拝読して、
母もこんな感じだったんだろうな…
と察した。


わたしは、遠方に住む娘。
仕事に専念しているわたしのことも
親である母は、気づいていたことだろうし、
わたしにはわたしの家庭や生活がある
ということも
重々理解してくれていたから、
実働部隊になり得るわけもなく、
当然、頼られることはなかった。


―それでも、わたしは、母の力になりたかった。

仕事も多忙で、人間関係もしんどくて、
毎日自分が生きるのさえギリギリだったけど。

なんとかエネルギーを捻出して、
少しでも状況を整理しようとして
話を聞こうとした。

好意として受け取られることはなかった。
「私ができないって、思ってるんでしょ!」
って、矢が飛んできた。


わたしは、綱渡り状態のぎりぎりなメンタルで
働いていたこともあり、距離を置いた。

職務を果たすために、
自分を守ることを選んだ。


その判断は、正しくなかったと思う。

でも、当時のわたしはそうすることでしか
自分を保てなかった。


あの日々は、本当に苦しくて。


いつも味方でいてくれたはずの母の味方に
なれなくて、しんどかった。


この時期は、仕事が多忙だったことに加えて、
片道約1時間かけて、職場に通っていて、
睡眠時間もなかなか取れずにいて。

今思い返しても、本当に瀕死だったなあ。

仕事に専念するあまり、
仕事以外のことが空回りしてて、
親とのコミュニケーションも、
うまくいく要素が、まったくなかった。笑


誰かの力になりたいと思った時、
こちら側にエネルギーの余力がないとできない。

ただただ吸い取られて
むしろ相手の負のエネルギーに
自分も包みこまれてしまうから…。


*--*--*--*--*--*--*--*--*


環境によって、
どんな言葉かけも意味をなさず、
逆効果になることがありますね。


親だから、わかってくれるだろう
なんて、期待しても仕方ないし、
自分が傷つくだけだと
わかっているはずなのに。

『良かれと思って』は、
良くない方向へ働いてしまうことが
ありますよね。


この時にできた溝のおかげで、
いまだにわたしの心のわだかまりは、
完全に取れていなかったりするのですが😂

それでも、親は親なので。

素直になれないことも多いけれど、
少しずつ、歩み寄りたいと思ってはいる
RaMなのでした。



最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

ここまでお読みいただいたあなたに、
幸せが訪れますように🍀

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