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【料理研究家への道】Mon histoire 2

この記事はこちらの続きです☺️


決心がつき、母に弟子にしてください!と頼みに行くと、

なんとあっさりと断られてしまった。 あれ・・・・?笑


母は元専業主婦で、私には3人の兄がいる。

育ち盛りの私達を育てるのはどれだけ大変だったか、本当のことは母にしか分からないけれど、

大変だったんだろうという想像は大体の人がつくと思う。


母は私の物心がついた頃から料理が上手で、友達からも料理上手なママとして知られているような人だった。

大人になってから知ったことだけれど、母の料理は全て独学で、結婚した次の日、魚を焼くことすらできない人だったらしい。


もちろん、専門学校も出ていなければ、レストランで修行した経験も無い。

そんな母が一体どうして料理研究家になれたのか。


私達のお腹と心を満たす為に家庭料理を作ってくれた毎日こそが母の修行だった。


一番上の兄が大学生になるタイミングで母は、

父の勧めでNHKのきょうの料理コンテストに出場し見事グランプリを獲った。


そこから母は料理教室を主宰し、今に至る。


当時私はまだ小学生だった為、ことの凄さがよくわかっていなかったけれど、

実家にTVや雑誌のディレクターさんやカメラマンさんが出入りすることが

〝よくあること〟

になっていた。


独学だった為に、料理研究家になってからは何かと苦労したらしい。


私からの弟子入りを拒否したのはそこにあった。

もっと広い世界を見て、ちゃんと勉強して来て欲しい。

あなたはお母さんのご飯をずっと食べてきたんだから教えられることは少ないし、

お母さんの料理ならいつだって教えてあげるから。


拒否されてしまったけれど、母からの思いやりや、愛を感じる瞬間だった。



母のようになりたい。

料理の作り方だけを淡々と教えるのではなく、

たくさんの経験をした面白い大人になりたい。



私の目指す料理研究家像とは・・・


そこを追求するようになり始める。


いろんな料理研究家さんの出ている番組や本を見た。

本来料理とは楽しむもの。楽しい料理を伝えたい! 

常識にとらわられずもっと自由に伝えたい。

そう思うようになる。

料理には様々なジャンルがある。

料理家も様々な方が居て、どれが正解なんて無いとおもう。


ただ、日本の料理番組は、少し真面目すぎるように感じていた。


そんな時Rachel Khooさんの番組に出逢う。


何もかも引き込まれ、一瞬で彼女のトリコになってしまった。

あの日以来、変わることなく、私は彼女のような人物を目指すようになる。


彼女のようになりたい。彼女のように生きたい。

想像しただけで毎日がワクワクした。



彼女のような人を目指すようになってから、

私の視野は一気に世界に広がる。



そして私がいつかおばあちゃんになったら住みたいと思っていた街、

フランスのアルザスで仕事を探そう。と決心をする日が来る。


その日の話は、また次回に続く・・・☺️

最後まで読んでくださってありがとうございました!





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Ralu
サポートしてくださる方々、本当に感謝しきれません。 本当にありがとうございます😢❤︎純粋にまた頑張ろうと思わせていただいています。サポートで頂いたものは全て勉強費に回させて頂いています!本当にいつもありがとうございます!! いつかこのご恩がお返しできますよう頑張ります!❤︎