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スマホと競走馬とブリンカー

こんにちは。

新留です。

少し前から、ちょっとした時間に、意識して、スマホの電源をオフにするようにしています。

きっかけは、昔、話題になった『話を聞かない男、地図が読めない女』にも書かれている、

「彼が新聞を読んでいたり、テレビを見ているときは、私が何を言っても聞いていないのよね」

という愚痴を女性なら一度はこぼす。

という男性が持っている特徴による体験を自らしたためだったのですが、、、(苦笑)

「集中したいときは電源オフ」のクセは(いろんな面で)少しはいい効果をもたらしているのでは? と思っています。

そのひとつが精神的なゆとりができたことです。

最近では、スマホを持っている小学生も多くなっていて、教室にも子どもたちが持ってきたりしていますが、本当にこのスマホというのはクセもので、時間と集中力を奪います。

まだまだ自制心が発展途上の子どもたちには授業中は絶対にさわらないよう、

持っていることを意識しないでいいよう、目の前のやるべきことに集中できるよう、

机の上には置かず、カバンの中に入れたり、手の届かない場所に置くように言っていますが、

(人間は手が届かないからイスから降りないといけないなど、ちょっとした手間をかけるだけでやりたくなくなるという性質があります)

子どもたちより自制心の多少強い(と思いたい)大人でも、スマホに時間と集中力を奪われているなと思います。

どうしてもスマホを電源オンにしていると、時間を確認し、そのときにちょっとSNSをチェックしてしまったりしてしまうのですね。

スマホをちょっとしたときに電源オフにすることで、気にならなくなり、目の前のことに向き合えたり、少し精神的ゆとりができ、大事なことをする時間が増えたような気がしています。

本当にゆとりって大事だなと感じます。

そして、ゆとりは先延ばしグセの改善にもつながるのですね。

人間には、何か欠乏しているものがあるとき、とくに「トンネリング(視野狭窄)」を起こしているときには、重要だが緊急ではないこと(投資的なこと)を先延ばしにしてしまうという性質があります。

目の前のことを解決することにいっぱいいっぱいで長期的なことを考えられないし、何が大事で何が大事でないかを考えたり、優先順位を立てたりすることができないのですね。

時間的なゆとりがあると、大事なことに時間を使えるし、遅れているものをフォローすることもできる。

詰め込み、絞り込むことは、競馬で馬にブリンカーをつけるように、短期間、目の前に集中させることはできるかもしれませんが、

競走馬には優秀な騎手がいるように、それをうまく使えないと、視野狭窄になり、大事なものが見えなくなったり、まわりとぶつかったり、疲弊したりするので注意が必要だなと思ったのでした^^


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