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がんばり屋さんのあなたには【自分で思う以上に支援者がいる】という話。

キャリアコンサルタントやプロコーチとしてサラリーマンや学生さん、個人事業主さんなどの相談を受けることがあります。誰もが自分の願う人生を生きられるように、「思い込み」や「自己評価の低さ」などが邪魔をしているのを取り払う応援をしたい。中でも、わたしが特に支援したいと思うのは「がんばり過ぎ」さんたちです。

がんばり「過ぎ」さんはこうして誕生する

わたしたちは、小さい頃から
『無責任なことをするな』
『一度やるといったら最後までやり遂げろ』
『少々の困難があったからといって投げ出すのはダメな人間のやることだ』
というような言葉を、多かれ少なかれ浴びて育っています。
(とくに、昭和の偏差値教育を受けた世代の人は、多めに浴びているかもしれませんね💦)

頑張らない人、無責任な言動、すぐに諦めてしまう人に対して
ネガティブな捉え方をする社会的風潮も根強くあると思います。

実際よく見ると、「もうちょっとがんばろうよ、、、」と思うケースも
確かにあります。笑

でも、そうできない理由や事情があったり、
「頑張ろう」と思った気持ちは嘘ではないのに、
いつしかそれをキープできなくなり、
これまでの(やらずにきた従来の)習慣に負けてしまっただけの時があります。

こんな時は、
やる気を維持するスキルを学んだり、
知識を身につけたりすることで
改善できることが多いです。

つまり、「気持ち」の問題というよりも、
「知識不足」「スキル不足」が原因。
または、不測の特別な「事情」が発生したことが原因。
それをまず解決する!という考え方です。

これを個人の「気持ち」が足りないからだ!
と一刀両断にしてしまうと、
言い出せない人や自分をダメだと思う人が増えて、
「がんばり過ぎ」さんがたくさん発生してしまいます。

「がんばり過ぎ」になってしまうと、何が良くないのか。

不健康でハッピーじゃなくなることです。

結局、自分自身のことも、
周囲のことも、
Happyにできなくなる。

だからそれを止めたくて、色々発信をしています。

ライン

がんばる人が、がんばり【過ぎ】になるとき

がんばることが出来る人は素晴らしいです。

それは特性。

自分を成長させたり、
できないと思ったことをできるようにしたり、
夢見た場所に立てたり、

大いなる原動力となります。

でも。

とにかくがんばり続けることが「正しい」とになると
「がんばり過ぎ」が生まれます。

なんでもかんでも、自分の目の前に降ってきた仕事や課題に対して、
反射的に全力で最高レベルにやり遂げなくてはならないと思っていませんか?

自分で「やる」と引き受けたことは、
【何があっても】最後までやり遂げるべきだ!と思っていませんか。

予想外のことが起きて余裕がなくなっても、
途中から「手を貸してほしい」と人に頼むなんて
【無責任】だ!
【そんなことはできない!】と思っていませんか?

あなたは「がんばり過ぎ」ていませんか?

「疑わしい…」と感じた人は、
ぜひ、時々、立ち止まって
自分と周りの環境を見直す時間をつくってください。

自分に投げかける「問い」はこんな感じです。

↓↓↓

✔️ それは、本当に自分の【本心が願う】ことに向かっているか?
✔️ 仲間にヘルプ!を求めることは、いまの状況において、
 本当に【無責任】か?
✔️ 自分は、何のために頑張っているのか?

回答は、自分の中にありますか?

ちょっと「がんばり過ぎ」に入ってるかもしれない💧
と感じたら、
【手放す】ものを選ぶ好機です。

ライン

あなたには、あなたを支援したい人がいる!

普段からがんばっている人は、周りの人がちゃんとみています。
あなたが思っているよりも、人はあなたをみていますよ。

こんな時にどうする人か?
こんな時にどう感じる人か?
こんな時にどう反応する人か?

がんばる習慣がある人は、
周りの人から「信頼」を得ています。

困った時、不測の事態に見舞われてしまったときなどは、
周囲の人もあなたの危機的状況に気づいていることが多いです。

そして、あなたに力を貸したいと思っています。

でも、あなたが「頑張り屋さん」であることをよく知っている
周囲の人は、

✔️ 横から手を出してはいけないのではないか?
✔️ やり遂げようとしている気持ちに、水をかけることになってしまうのではないか?
✔️ ずっと一人で積み上げてきたプロジェクトだから
 途中から手を出すと迷惑になってしまうのではないだろうか?
✔️ 自分への挑戦として「最後までやり切る」と決めているとしたら、
 邪魔をしてしまうのではないだろうか?

このように、いろいろ想像をしてしまい、躊躇します。

見ていられないと感じた時に、思い切って

「これ、やっておこうか?」
「ここ、引き取ろうか?」

と軽く声をかけてみます。

でもその時、あなたが
「ありがとう、大丈夫!」と応えたとしたら…?

その後、
一層、躊躇が深まります。
支援を申し出ることのハードルが上がります。

あなたの頑張りを認めている人は、
きっとあなたからの

✔️ 助けて!
✔️ 手伝って!
✔️ ここだけやってくれない?
✔️ この先、任せても良い?

という言葉を待っていると思います。

相互に自在な支援が行われると
組織やチームの成果は大きくなる

一人ひとりが不足の知識やスキルを学んで、
自分ができる限りの成果を出すためには
たしかに「がんばる」ことが重要です。

でもそれ以上になったときは、
ヘルプや支援を求めましょう。

そのほうが
速く、大きな成果を、一人でやるよりは容易に、
出せることが多いとわたしは思います。

ぶっ倒れるまで抱えるのは、
厳しい言い方をすると、チームにとってのマイナスです。

自分が「いつもの100%」のパフォーマンスができない状況になったら、即座にそれを伝え、必要な手を打つこと、ヘルプを入れること、補填をすること、自分自身のケアに集中することも、仕事の「責任」です。

支援しあえる人間関係があることが、
チームの「幅」であり成長の「伸びしろ」です。

あなたにとってはもちろん、
周囲の仲間にとっても、
そしてチームにとってもです。

ヘルプを出す=「自分」をマネジメントする責任者として重要な仕事

こんな意識を少し持ってみても良いのではないでしょうか。

「がんばり過ぎ」て頭打ちになることもなく、
もっと自分の幅が広がって、できることが増えたりするかもしれません。
何か変わってくるかもしれませんよ。

ライン紺

大澤 弘子 
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
サラリーマン応援📣ライフコーチ
「がんばり屋さん」「優等生気質の人」などが陥りやすい<キャリア迷子>を、コーチングやキャリアカンセリングの技法を用いて乗り越える支援をしています。独自の『ひき算キャリア』メソッド。

https://www.facebook.com/hiroko.oosawa.7/

なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。