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【人望】の根幹〜キレイごとじゃなくて本当に。

仕事をしていて、
また、学校や何かの集まりでリーダーをやっていて、
どうやったらみんながついてきてくれるだろうか?
そんなことを考えたことはありますか。

多くの書物や先人たちの知見の共有でも
取り上げられることの多いテーマなので
行き詰まったことのある人、悩んだことのある人は、
何らかの情報を既に見ていることと思います。

30年テレビ局でサラリーマンやってきて痛感することがあります。

人望は結果であって
その結果を出せている人は、
まちがいなく原因となる行動をしているということです。

まさに、【原因と結果の法則】。

1タス1は2
というぐらいに科学的な普遍の法則です。

原因行動をしていないところに、ポコっと結果だけが出ることはない。

【りんご】の例え話

美味しくてみんなを笑顔にするりんごの実を収穫するには、
1年かけて、その実がなるために木のお世話をすることが不可欠。

木のお世話:原因行動
美味しい実:結果

ですね。

さらにもう1段階手前にある、外せない土台があります。

【土の手入れ】です。

木のお世話をいくらがんばっても、
土が良い状態でなかったら、十分な養分がなかったら、木は環境条件悪く、ポテンシャルを発揮できません。

土という木にとっての「環境」や、文字通り、根っこの「状態」が重要。
木の土台を整えてないと、目先のお世話をがんばっただけでは、
美味しい実はできませんね。

そしてこの土をつくるのは、
1年やそこらじゃなかなか無理。
最高の状態にはならないという”りんごの例え話”です。

【人望】の話に引き戻すと…

部下や、メンバーのためになることを率先してやる。
みんなが、この組織に参加した時のワクワクややる気を維持して、
もっとそれを増幅させながら
一人ひとりの力が集まって、より大きな力を出せるように行動する。

目に見える言動を持って、メンバーのために動くこと。

これが木の手入れの部分。

そして、
「土」に当たるのは…

リーダーの人としてのあり方だと思うのです。

何をした、という目に見える行動だけではなく
そもそもの「あり方」。

これはちょっとの期間で、ちょっと人のために真剣になったぐらいでは作れるものではありません。

でも、めちゃくちゃ大事な土台。

本当に信頼され、この人のためなら、この人が困っているなら、
人が力を貸したくなる「あり方」の人が、
本当の意味で人望のある人だなあと思うのです。

本物は、「金の切れ目が縁の切れ目、、、」というようなことにはならない。むしろ究極に困った時こそ!人が手を差し伸べてくれるような人ですよね…。

本当の人望をつくるもの

人望をつくる元となっているのは、【誠実】であることだと思います。
これ、道徳的なキレイごとを言いたいわけじゃなくて、
本当に【誠実】じゃない人に、人はついてきてくれないと思うのです。

会社を守るのは、社員やその家族を守るため、
信頼して取引してくれたお客様を困らせないため、
社会からの信頼に対して、
絶対に約束したことを守るという誠実です。

この誠実を通すためには、
リーダーは、
先々の備えをしておかなくてはならないし、
不測の事態のいくつかがあっても運営し続けられる手を打っておかなくてはならないし、
部下やメンバーの安心安全を守るための仕組みも
考えて実行する必要がありますよね。

そして、誰に対しても
騙したり、裏切ったり、故意に悪評を立てたりといった
不誠実なことをしないことだと思います。

誠実を通すときは、ときに「嫌われ役」を覚悟することも辞さない。

結局、
その場しのぎで適当に行動したり、
自分自身を守ることや自分の損得だけゴールにしていると、
人から信頼されず、人望ある人になれない、ってことになります。

自戒を込めて。

土となる、自分の人としての「あり方」。
そして、一人ひとりのメンバーや組織としての約束を守るための
スキル、胆力、見通し力。

専門知識も実行力も、苦しい時に安きに流れない根性と。

人望は一朝一夕にはならないからこそ、価値がある!


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