読書記録『20歳の自分に受けさせたい文章講義 』(古賀史健)1

ライター初心者におすすめの本として名前が挙がることの多い、古賀史健さんの『20歳の自分に受けさせたい文章講義 』を読んでいます。

半分ほどまで進みました。

「私は、この本をライター初心者に薦めるか」といわれると、現時点では首を縦に振るのは難しいかもしれません。

「はじめに」のサブタイトルが「『話せるのに書けない!』のはなぜか?」とつけられていることからも、こちらの本のターゲットは文章を書くのが苦手な人、ほとんど書けない人です。

タイトルの「20歳の自分に」と併せて考えると、学生または社会人になって間もない年代、もしくはその頃から文章に苦手意識を持ったままの人でしょうか。

ライター初心者とは大分イメージが違いますね。

文法など文章の基礎から学べるのであれば、ライター初心者にも薦めたかもしれません。しかし、この本は少し違います。

リズムや見た目、心理的な内容などが書かれています。
どれも大切です。でも、ライター初心者にはもっと重要な基礎、この本より優先度の高い本があるはず……そう思いながら読んでいます。

こちらの本をライターに薦めるのは、カメラマン志望の人にインスタ映えを狙う本を薦めたり、料理人を目指す人に電子レンジで作れるメニューや時短料理の本を薦めたりするような感覚とでもいうのでしょうか。

本そのものを否定するわけではありません。
ターゲットが違うのですから、ライター初心者に向かないと感じるのはむしろ当然だと思います。

でも、先述のとおりこちらの本をライターに薦める人が少なくありません。

この乖離は、私が一部のweb記事に抱く違和感と関連しているように思います。

乖離や違和感を分析することで、前向きなライター向けの記事に昇華したいですね。

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