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#136 小さな誘惑に負けたくない

大掃除にみる小さな誘惑の罠

11月が始まったと思ったら、そろそろ半ばに差し掛かる。
僕はこのくらいの時期から、年末の大掃除の計画を立てる。
というのも、仕事がお休みになる年末は友人たちと会う約束が多いので、今から計画を立てて始めないと掃除を完遂できないからだ。

しかし、いくら計画を立てても掃除が遅々として進まないことがある。
遅れてしまう原因は、部屋の中にある小さな誘惑にある。

ある年の大掃除——
その年は部屋のものを少なくする断捨離大作戦を立てていた。
もう使っていない学生時代の文房具だとか教科書だとかを捨てる、捨てる、捨てる!
いつか捨てようと思っていた壊れたケーブルとかゲームのコントローラーとかも捨てる、捨てる、捨てる!!
太っていた頃よく着ていた服も捨てる、捨てる、捨てる!!!
学生時代の卒業アルバムも捨てる、捨て……

ぺらっ

いやぁ、この頃はとことん太ってたなぁ。
おお、あいつこんな顔してたっけ。まだまだ若いなぁ。
ああ、当時この子のこと好きだったなぁ。どうしてるかなぁ。

――
―――
――――え、もう夕方!?

結局、その日はそこで片付けはストップ。
片付けをしていたはずなのに、中途半端に取っ散らかった部屋で数日間過ごすことになってしまったのである。

それもこれも卒業アルバムという小さな誘惑から始まった。
その後も学生時代に読んでいた漫画が出てきたり、子どもの頃に描いた絵とか漫画とかが出てきたり。
一度誘惑にかかったら最後。
理性が飛んで、次から次へと出てくる誘惑に負けまくったのである。

しかし思うに、生きていると小さな誘惑は至るところに転がっている。
それが、意外と時間が足りなくなる要因と最近感じている。

スマホ、ネットという小さな誘惑の沼

9月に、noteにおいて100日連続記事投稿を達成した。
そこから、noteと他のやりたいことのバランスを考え、計画を立てていた。
以下の記事で書いたが、計画を立てる癖があるのは、伯母からいただいた格言の影響がとても大きい。

一方で、無駄な時間を作るのも、また自分なのである。
そして、えてして時間を無駄にしてしまう発端は、小さな誘惑に多いと僕は思っている。

例えば、スマホ。
ひとたびYahoo!を開いたら、ずるずるとニュースを見てしまう。
いかんいかんとスマホを閉じようとしても、見ようとしていた天気予報を見るために再びスマホを開く。
すると、今度はメールを見てないことに気づき、メールを開く。
そこでやめておけばいいものを、今度はSNSを開いて、インプットをしているわけでもないのに、つらつら文章を眺めてしまう。
そうして、気づけば20分30分と時間が経っているのだった——。

割とよくあることなのではないだろうか。
スマホという存在、ネットという膨大な情報タンク。
現代において、これらは小さな誘惑になりやすい。

スマホも、ネットも、僕にとって小さな誘惑の沼なのである。

これらと完全に縁を切れればどんなに楽だろうと思うこともある。
しかし、スマホもネットも日常生活で必要不可欠なものなので、なかなか縁を切ることは難しいし、現実的ではない。

便利な世の中には、小さな誘惑がいっぱい。
ものがない時代も辛かっただろうが、ものが溢れる世の中もまた別の辛さがあるものである。

誘惑に勝った先には充実が待っている

デジタルデトックスという言葉があるが、常にではないけれど、僕も小さな誘惑を断ち切るために行っている。

例えば、使わないときは極力スマホとPCを切るように心がけている。
特に僕は21時以降は確実に切るようにしている。
睡眠時間にも、睡眠の質にもかかわってくるからだ。

それを始めてからというもの、確かに早く眠りに入ることができているし、少しではあるけれど、寝起きもいい。
朝のコーヒーもおかげもあり、日中眠くなることは少なくなり、仕事にも今まで以上に身が入るようになった。

それからこのnoteを書くときも、スマホの電源を切っている。
とはいえ、書くのはPCなので別タブでまたnoteを開いて、記事を読むこともあるのだが、少なくともスマホを見ることはない。
スマホを見れるときと見れないときでは、集中力が異なってくる。
個人的にスマホの電源を切っているときの方が集中でき、より記事執筆に深く専念することができている。

上記はスマホを例にしてみたが、小さな誘惑を断ち切ることができれば、確実に充実はする。
ダイエットだって、小さな誘惑の連続である。
それを断ち切った先に、自分の理想とする姿になれるだろう。
勉強だってそう。
小さな誘惑に勝てば勝つほど、成果が表れることは間違いない。

それをやるのが難しいんだ……。
もちろんその通りである。
だから、僕はこの記事を書いたのだ。

小さな誘惑に勝つことが充実へ繋がる。
その意識を自分に植え付けるために。


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立竹落花
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