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スキーマ療法⑥ セルフモニタリング

はじめに

スキーマ療法で使用する用語について、以前のnoteで説明しました。

今回は、それを利用したワークのひとつであるセルフモニタリングというものの紹介をしたいと思います。


セルフモニタリングのやり方

セルフモニタリングでは、以下の項目に沿って記入を行っていきます。紙に書くのも良いですし、スマホのメモでもいいと思います。私は、Googleが提供するGoogleフォームというツールを利用しています。


①出来事

ここには、自分のなかで印象的であった出来事や、日常のなかで心が動いた出来事を、「完全に事実のみ」で構成された文章にして記入します。

②自動思考

ここにはその出来事が起きたとき、思ったことを整理せずそのまま書いていきます。いわば思考の垂れ流しです。

③感情

ここには、その時感じた感情の種類と、その感情の度合いを数値で書きます。

④不適応スキーマ

ここには、その時の自分に働いていた不適応スキーマはなんだったのかを考え、記入します。無い場合は、空欄で構いません。

⑤ハッピースキーマ

ここには、その時の自分に働いていたハッピースキーマはなんだったのかを考え、記入します。無い場合は、空欄で構いません。

⑥不適応モード

ここには、その時の自分の不適応モードがなんだったのかを考え、記入します。無い場合は、空欄で構いません。

⑦適応的モード

ここには、その時の自分の適応的モードがなんだったのかを考え、記入します。無い場合は、空欄で構いません。

⑧満たされていない中核的感情欲求

ここには、その出来事が起こった際に満たされなかったと感じた中核的感情欲求はなんだったのかを考え、記入します。無い場合は、空欄で構いません。

⑨満たされた中核的感情欲求

ここには、その出来事が起こった際に満たされたと感じた中核的感情欲求はなんだったのかを考え、記入します。無い場合は、空欄で構いません。

⑩行動

ここには、その出来事が起きている最中から、セルフモニタリングを行うまでの間におこした行動を書きます。

⑪身体反応

ここには、その出来事が原因であると思われる、身体に起こった変化や、身体の感覚を書きます。

⑫コーピング

ここには、自分がその出来事によって傷ついていたりショックを受けていたりするなど、何らかのマイナスな反応があった場合に、それを癒すために自ら起こした行動や考え等を書きます。なにも出来なかったときは、空欄にするか、その旨記載します。出来事によってはコーピングが必要無いこともあるため、そういった場合は私は不要と書いています。

⑫サポート資源

ここには、自分がその出来事を乗り越えたりやり過ごすために役に立った外部および内部の要素や物質、環境等を書きます。自分がこれに助けられたな、と感じたものならなんでも書くことが出来ます。無かった場合は、空欄で構いません。

⑬生得的気質

ここには、その出来事に現れていた、もしくは影響していた自分の生まれもった性質であると考えられるものを書きます。

⑭感想

セルフモニタリングを書き終えての感想を書いたり、自由記入欄として使用したりしています。


おわりに(謝辞)

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

説明を読むだけでは分かりにくい部分もあると思うので、次回のnoteで私が実際に書いたセルフモニタリングを例として公開したいと思います。

もし良かったらそちらも読んでみてください( ´∀`)

私は、このワークを以下のnoteの筆者の創設したピアスキーマ療法LINEグループにて教わり、実践しております。



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