言葉の贈り物編/瞳の奥
いつも読んでくださってありがとうございます。
今日は、「瞳」をテーマにひとつの「詩」を書いてみました。
人の瞳は、不思議な世界を秘めています。
そこには、言葉では伝えきれない感情や、内なる光が揺らめいている。
瞳を通して交わされる視線は、時に言葉以上に深く、私たちの心を動かします。その奥には何があるのでしょうか。
知りたいけれど、触れてはいけないような秘密のようなもの。
希望や夢、心の痛みや祈り、そのすべてが織りなす空間。
私たちに生きる意味をそっと語りかけます。
あなたの瞳の奥には、どんな灯がみえるでしょうか。
この詩を通して、そんな瞳の奥の世界を一緒に感じてみてください。
瞳の奥
瞳の奥に宿る光
それは小さな星のように
静かに未来を照らしている
涙が頬を伝うときさえ
その光は消えない
むしろ潤(うる)む世界の中で
ひときわ強く輝きを増す
瞳は知っている
過ぎ去った日々の優しさを
今ここにある喜びを
そして、まだ見ぬ明日への期待を
誰かと目が合うたび
瞳は語りかける
「ここに希望がある」と
触れ合う視線の先で
新しい物語が始まる
瞳の奥には無限が広がる
それは心が織りなす夢の景色
光を追うように歩き出せば
きっと道は開ける
瞳が笑うとき
世界もまた笑う
その輝きは
どこまでも広がり
誰かの心に火を灯す
瞳の奥
そこには希望がある
信じるたびに広がる空のような
限りない未来が