シェア
三十代、独身、職なし。アルバイトで食いつなぎながら何も変わらない平凡な毎日を送っている…
「首相。A国が弾道ミサイルの試射を行いました」 「なに。それは良い機会だ。迎撃ミサイルを…
今日は入試らしく、自宅近くの大学は早朝から受験生の列でごった返していた。雪に慣れていな…
汗だくになって目が覚めた。悪い夢を見ていたようだ。 「起きたか」 傍らに立っていた友人…
※この作品はTwitterで行われた「匿名超掌編コンテスト」に出品したものです。
口には好きな相手がいた。相手は工といった。隣に並びたいといつも思っていたが、並ぶことは…
大変だ。おれはエスパーになってしまったのだ。瞬間移動、テレポーテーションだ。おととい町でもらった試供品のエナジードリンクのせいだろう。配っていた女性が好みの感じでつい受け取ってしまったのだ。あれを飲んでからおかしい。排便しようとすると瞬間移動してしまうのだ。移動距離は回を重ねるごとに長くなっている。最初は便器に座って力んだとたん、ドアの外に出ていた。トイレ前の廊下に脱糞したおれは何が起きたのか理解できなかった。昨日の朝は居間のテーブルの上で粗相をすることになった。少しずつ距