
カラオケはお洒落をして。
誰とも会う約束がない。
どこに行く予定もない。
そんな休日に私は、髪を整えて、お化粧をする。
気合が入っているときにだけつけるコンタクトレンズを装着し、
キレイめなワンピースを着る。
向かうのは近所のカラオックス。
ヒトカラをしに行くのだ。
「近所のカラオケボックス、しかもヒトカラなのに
オシャレして行くってどういうこと?」
と思う人もいるだろう。
事実、カラオケではスエット姿の人もみかける。
私にとってカラオケは全力で歌える大切な場所なのだ。
気持ちがいいぐらいの大声を出して、感情を100%乗せて歌える場所なのだ。
そんな場所なので、気合をいれて向かうのは当然といえば当然である。
その上でもう一つ、お洒落な恰好をしていく理由がある。
ステージに立って歌っているような気持ちになれるからである。
歌手やアイドルのように、歌う曲によってはお姫様になれたりする。
そんな感覚が気持ちいい。
ヒトカラを練習の場と捉えている人も多いと思うけれど、
私にとってはヒトカラの方が本番かもしれない。
誰かと一緒だと歌いにくい好きな曲を歌えたり、
自分に酔いながら歌えるからだ。
今日は3時間パックで入店し、3時間歌いぱなしだった。
歌った曲は約30曲。
ひとりらいぶ。
非常に気持ちがよかった。
観客はいないけれど、そこは自己満足のヒトカラである。
ちなみに、カラオケにはお洒落な恰好で行くときとは別に、
ボサボサでコンビニにも行けるような恰好ではない恰好で行くときもある。
その時は、もうストレスで爆発する寸前だったりする…。
いいなと思ったら応援しよう!
