私は肉まんが好きですが、あまり買って食べることはありません。 それは、「あの味を越えることはない」と分かっているからかもしれません。 * コロナ禍で、海外へ気軽に行くことはできなくなってしまいました。 不思議なもので、行けなくなると、より行きたい気持ちが強くなります。 私はたまに、ある国へ行った時のことをぼんやりと思い出すのです。 それは、中国・上海です。 新型コロナウイルスが蔓延る前、2018年12月のことでした。 当時大学生だった私は、フリーペーパーを作るサークル
朝からYouTubeをひらいて、 今はもう活動していないアイドルグループのライブ動画を見ていた。 歌声とファンの歓声であつくなった会場の空気を画面越しに感じて、 ああ、この瞬間ここにいたかったなあ、 なんで行かなかったんだろう、 という思いが湧き上がってきた。 コメント欄をみていたら、 「このグループが復活することはありえないという事実が本当に悔しい」と言っている人がいて、激しく頷いていたのだが、 ふと思った。 もし、復活したとしても、 「この瞬間ここにいたかったなあ」
健康が何より大切、と思う。 スマホに「健康が」と打つと、すぐに予測変換で「何より」と出たから、これは常識なのだろう。 一方で人間は、不健康を求めるところがある。 たばこは、体にとってよくないが、皆たばこを好んで吸う。 私の彼氏は、毎晩夜ふかしをする。ベッドにスマホを持ち込んで、Bluetoothのイヤホンをして、動画を見ながらそのまま寝るので、起きた時に耳にイヤホンが刺さったままだ。 私はたばこも吸わないし、夜ふかしもしない。 けど私にも不健康なところがある。 仕事の帰
2021年7月に、新卒から2年と4ヶ月勤めた会社を辞めた。 理由はメンタルがぎりぎりだったからで、「もう会社行けない」という状態になるまで我慢してしまった(辞めると言えなかった)ので、次の見通しが何もないまま退職した。 ひとまず、収入を途切れさせてはいけない、と、負担が少なそうでお給料がそれなりにもらえそうなアルバイトを探し、派遣会社に雇っていただき、退職した翌日から働きはじめた。 転職までの短い間お世話になるつもりが、なぜか仕事ぶりを評価していただいたり、前の仕事のス
暑い暑い夜 重いまぶた 扇風機の音 時計の長針 アイスの棒
頭の中にある、虚構の自分が、髪を切ることを許さない。 なぜか頭の中の自分はいつも美しい。 懸命に虚構を思い浮かべているとき、静かな高揚感がわたしを包んでいる。 その自分が実際には自分でないことに、本当の意味で気づくことはない。 気づかないまま一生を終えるのだ。
私は本当は汚い字をしている。 それなのに無理やり、整った字を書こうとしてきた。 今、過去の自分の字を読み返すと 気色が悪くて仕方ない。 もっと汚く、もっと汚く。 汚く書くことが気持ちよい。
最近はフィクションばかり読んだり見たりしている。 中でも、ぶっ飛んだ、常識破りな人間が出てくるものや、設定自体がおかしなものに惹かれる。 いつも考えるのは、こんな風に思い切ったことができたらどんなにいいだろう、ということだ。 最近読んだ本谷有希子の『生きてるだけで、愛』の主人公は、鬱っぽいという理由で30日も彼氏の家に引きこもったり、バイト先から逃げ出したり、裸で屋上に登ったりするヤバいやつだ。 私はうらやましくてたまらない。本当は、私も裸で屋上に登りたいのかもしれない
3色のわたあめに惚れて お土産に買ってくるとか、 そういうところ。
ランドリーで乾燥待ってる20分 このままずっと続けばいいのに
きみの方ばかり見てたらいつの間にか肩がこんなに冷えちゃったじゃん
ありえないくらい、気持ちに波がある。 こないだ、会社で、ある企画を考えてこい、と命じられたのだが、 「企画を考える」ということをちゃんとやったことがなかったわたしは、想像以上に苦しむことになった。 命じられたときは「がんばるぞ!」と意気込んでいたのだけれど、やっていくうちにどんどん迷路にはまっていく。 とにかく、具体的に何をすればいいのかさっぱりわからない。「いいかも!」と思ったアイデアも、形にしていくうちに的外れなものに思えて、白紙に戻す。その繰り返し。 そこで、ひと
最近、個人的にBarへの需要が高まりつつあります。 なぜバーではなくBarと表記するかというと、「バー」という文字だけを見ても、わたしの思っているものがすぐにイメージされないような気がするからです。 お酒が飲める年齢になってもうすぐ4年ですが、最近になるまでBarに行ったことがありませんでした。 なぜならわたしの中で自分はまだ子どもで、 Barというのは大人が行くところだったからです。 わたしは、振る舞い方が分からないところに行くのをとても躊躇します。TPOに合わせた振る
表記統一って、どこが大事なんですか? ぶっちゃけ。 さきほど、自分が過去に書いたnoteを読み直してたんですよ。 そしたら、おもっきり表記が揺れてて。 でも、自分でよんだかぎり、 まったく問題がなかったです。 だって、伝えたいことなんて 表記が揺れてても余裕で伝わりますから。 表記が揺れたくらいで伝わらなくなる文って なんですか? そんな文なら、最初からなくていいんじゃないでしょうか。 わたしはそう思うのです。 そりゃ、ちゃんと世に出す出版物やなんやらなら、そうい
私はアイドル好きです。 初めて好きになったのは全盛期のAKB48で、 2010年あたりですね。 アイドルは、歌手ともダンサーともモデルとも違い、 ビジュアル・歌唱力・ダンススキル全てにおいて、それらを専門とする人よりも中途半端ながら、 謎の勇気をくれる存在です。 アイドルが歌って踊っているのを見るだけで、なぜか無性に感動します。 オタクたちのコールが相まって更なる感動を作り出し、泣きそうになる時もあります。 いままで、AKB→ハロプロ→乃木坂→イコラブなどとハマってきた
その通りです。 愛は、おしゃれではありません。 昔は、頑張れば愛をおしゃれにすることが できると思っていました。 しかし、それはうそでした。 愛におしゃれを求めることは、 幸せになることと逆のことでした。 愛におしゃれを求めなくなった瞬間、 初めて本当の愛への道を知った気がしました。 愛をおしゃれにしようと頑張っている時間は、 あまりに虚しかった。 愛がおしゃれではないと気づいたときこそ、 幸せになるヒントを見つけたときでした。 おしゃれではない愛を、心の片隅に置