心揺さぶる映画たち:2021
もうすぐ2021年も終わりを迎えます。
今年1年をどう振り返ろうかと考えました。
振り返りのひとつとして、心に残った映画を書き記そうと思います。
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2021年に観た映画は「シカゴ7裁判」から始まり70作品。※12/30時点。
上記のURL、Filmarksは映画の視聴記録をシェアできるSNS。
私の使い方は、記録を開始した2020年1月以降に見た映画から記録しています。
2021年に公開された映画もあれば、それ以前に公開されたまだ見ていなかった作品、過去にも見ていたけど記録開始後に改めた見返した作品を記しています。
その中から、今年心に残った作品はこの5本になります。
プロム
学生たちの一大イベント、プロムが中止になった。
レズビアンの女の子”エマ”が彼女をプロムに誘ったから...。
落ち目のスターたちが自身の売名を目論みエマを救うために動き出す、
そしてその動きは大きな波紋を呼んでいく。
しかしエマの願いはただひとつ。
あなたと踊りたいだけなのに...。
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LBGTQを題材にしたミュージカル映画。
レズビアンとしての葛藤、そして同様の悩みを抱えて過ごしている人は数多く存在することが多彩な楽曲からも彩られている作品。
全ての人が参加できるプロムをどう実現するのか。
LGBTQという人々の物語としても、
エマという1人の少女の物語としてみても、
きっと共感できる、そんな作品でした。
楽曲は「Dance with you」が好き。
護られなかった者たちへ
生活保護に関わる職員がある日、痛ましい姿の遺体で発見される。
同様の事件が続く中、生活保護、東日本大震災、犯人へと繋がる過去と痛みが明らかになっていく。
犯人はなぜ、行動を起こすのか。
護られなかった者たちとは...
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2021年は東日本大震災からも10年が経過。
未だ続く悲劇と悲しみはこんなところにも現われるのかと思い知らされた一作。
それほど内容についてほとんど記載ができないのは、ぜひ見て欲しいから。
この事件を引き起こした犯人の想い。
見終わった時にはずっしりと感じるものがあると思います。
キングスマン
表の顔は高級テーラー。
裏の顔は世界最強のスパイ組織。
世界中に撒き散らされた野望を打ち砕くために今日も暗躍する。
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スーツをピシッと決めた紳士たち。
彼らの洗練された戦闘に男心くすぐる隠し武器の数々。
見ていてワクワクする!
刺激強めのバイオレンスとスタイリッシュなアクションに鮮やかな色彩など見所たくさんの作品。
EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
2005年に放送開始したエウレカセブンは、
少年が少女と出会い、世界を旅する中で1人の男として成長していく物語。
幾多の映画、続編を経たのちに製作された3部作の完結編。
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16年前の当時小学生の頃から現在まで何度も見返し続けてきた大好きな作品!
正直、作品とこれまでの物語の説明にはかなりの文字数が必要な作品故、
個人的な強い思い入れと感情だけで紹介。
今回の3部作は、過去のシリーズを内包した言わばマルチバースのような世界観を作り上げてきた作品。
これまで見続けてきた作品たちがこんな繋がり方をするか!といった発見や
製作陣の視線の変化、「少年の成長物語」が「親子の愛の物語」に変わっていくのも積み上げてきた時間が生み出してくれた産物。
けれども根幹には変わらない少年と少女の物語があり、
長く離ればなれになっていた2人の再会には涙が溢れます。
この作品たちをこれからも愛し続けていきます。
当選した試写会も含めて上映期間中6回も見た映画は人生初でした。
幸せな時間をありがとうございました。
ラストナイトインソーホー
ファッションを学びにロンドンへ訪れた少女エロイーズ。
そこでは不思議な夢を見る。
歌手を目指すサンディと彼女を包み込む60年代の街並み。
連日観続ける夢はやがて悲劇を映し出し、エロイーズもその夢を追体験、街に飲み込まれていく... 。
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エドガー・ライト監督の前作「ベイビードライバー」の激ハマりした事から今作も公開を待ちわびてましたが、本作の衝撃と充実感は今年No.1だと言っても過言ではない作品。
ソーホーの街の鮮やかさの裏にある女性搾取の商売と事件の数々。
息もつかせず、物語終盤まで一気に駆け抜けていく感覚、
60年代のサウンドトラックは映画館を出た後にも耳に残る。
夢見る60年代の街の美しさと主演の2人の存在感。
何度でもスクリーンで感じたい。
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ここまで挙げた作品意外にも良かった作品、印象に残った作品はたくさん。
声優:藤原啓治さんが最後に声を当てた「ドクタードリトル」、
アンドリューガーフィールドが歌う「tick.tick.BOOM!」、
「隔たる世界の2人」は短編ながらも濃密な作品。
黒人白人の差別、そして作中繰り返される出来事は、今なお繰り返され続ける悲劇を表しているのかもしれない。
映画を通じて感じたこと、実生活にも当てはまる教訓など、これからも数多くの作品に出会いながらそれぞれの作品を愛していければ幸せだと思います。
来年も良き1年となりますように... 。
ライ
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