コラーゲン摂取と皮膚、筋トレで美肌、猛暑と早産、ノンアルビールが肺がん抑制、博物館の健康効果、アーモンドと糖代謝|7/18(火)〜7/20(木)医学論文&健康関連ニュースまとめ
7/18(火)と7/20(木)にラハール公式Twitterで紹介した、医学論文や健康関連ニュースをまとめました。
【論文紹介】コラーゲン摂取と皮膚
『Effects of Oral Collagen for Skin Anti-Aging: A Systematic Review and Meta-Analysis』
コラーゲンを経口摂取した場合に、皮膚の水和(保湿性)と弾力性が大幅に改善されたことが、1721人を対象とした26件のRCTのメタ解析によって示されました。この皮膚の改善効果は、魚由来のコラーゲンによるものが、他と比べてより高かったようです。
また、コラーゲン摂取の期間は、8週間以上続けた場合に効果が顕著だったとのことでした。
💭コラーゲンは人体のタンパク質の30%ほどを占め、ヒトの生命活動にとって非常に重要ですから、良質のコラーゲンを含む魚を食べることを習慣にできると良いですね。
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筋トレで美肌
『筋力トレーニングが美肌に貢献することを世界で初めて報告 ~筋力トレーニングによる血中成分の変化が皮膚老化の改善に関与することを解明~』
https://research-er.jp/articles/view/123558
✅有酸素性運動と筋力トレーニングが皮膚の弾力性と真皮構造を改善
✅特に筋力トレーニングは若々しい外見に貢献する可能性
✅筋力トレーニングによって血中の炎症性ケモカイン減少→真皮のECM(細胞外基質)が増える
✅40〜50代女性を対象とした研究
💭外からのスキンケアにプラスして、筋トレによる「内からのスキンケア」にも取り組んでみると、肌のお悩みの解消に役立つかもしれませんね✨
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【論文紹介】猛暑と早産
『Exploration of the preterm birth risk-related heat event thresholds for pregnant women: a population-based cohort study in China』
https://www.thelancet.com/journals/lanwpc/article/PIIS2666-6065(23)00103-7/fulltext
中国の27万1720組の母子のバースコホートを利用した調査で、妊娠期間中に猛暑を経験しなかった妊婦と経験した妊婦の早産リスクを比較した調査です。結果、猛暑への暴露は早産リスクの増加と関連していました。
妊婦が猛暑を避けることができれば、発生した早産のうちの15.2%は回避できたことが示唆されました。猛暑への曝露が特に影響したのは、妊娠週数1〜4週、21〜24週、29〜32週、分娩前4週間だったとのことでした。
💭もともと妊婦さんは猛暑の影響を受けやすいと言われ、脱水や胎盤の血流の減少によって早産のリスクが増えるとされています。適切な水分摂取と、長時間過ごす室内環境の整備が重要です。妊婦さんご自身だけではなく、周りの方もぜひ気をつけていただけると良いですね。
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ノンアルビールが肺がん抑制
『ノンアルコールビールを経口摂取したマウスでタバコに含まれる肺発癌物質に起因する肺腫瘍が有意に減少』
https://research-er.jp/articles/view/123505
✅ビール成分が肺がん細胞の発生と成長の両方を抑制
✅使用されたのは「アルコールを抜いたビール」と「ノンアルコールビール」
✅アルコールを含まないビールを混ぜた餌を摂取したマウスは、腫瘍の数が有意に少ない
✅2〜5割のマウスは腫瘍が発生しなかった
✅ビール成分のDNA傷害に対する修復促進による発癌予防及び増殖阻害作用が明らかに
✅肺がんの5年相対生存率は男性29.5%、女性46.8%、予防が重要
💭通常のビールはアルコールによる発がん性があるわけですが、ノンアルビールにはがんを抑制する作用があるというのは驚きですね。これはマウスでの結果ではありますが、人間でも同じ作用がある可能性は充分あり、ノンアルビールは飲むと良い飲み物なのかもしれません🍺
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博物館の健康効果
『「博物館浴」に「博物館処方箋」。健康や福祉にも活用される博物館』
https://www.moderntimes.tv/articles/20230714-01museum/
✅ICOM(国際博物館会議)による博物館の定義が改訂、新たに多様性と持続可能性を重視することを強調
✅これに関連して日本の博物館法には、博物館が福祉や地域社会の課題へ貢献することが明記
✅展示物を鑑賞することで、抑うつなどネガティブな状況を示す数値⬇️ポジティブな「活気」数値⬆️=「博物館浴」の効果の可能性
✅国立台湾博物館では、認知症患者に「博物館処方箋」という試み
✅東京都美術館でも台湾の事例を紹介、認知症患者向けの展示も実施された
💭「社会的処方」といって、芸術や音楽などを医療機関が処方する取り組みは世界各地で行われており、アートに触れることで、うつや慢性的な痛み、不安などが解消したり低減するというエビデンスが蓄積し続けています。心身の健康増進のために、定期的に芸術的なものに触れてみてはいかがでしょうか😉🖼🎻
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【論文紹介】アーモンドと糖代謝
『The effects of long-term almond consumption on whole-body insulin sensitivity, postprandial glucose responses, and 48 h continuous glucose concentrations in males and females with prediabetes: a randomized controlled trial』
過体重/肥満及び前糖尿病の成人43人の、長期的(2ヵ月)なアーモンド摂取(毎日50g)の影響を調査した論文です。摂取しなかった期間と比べ、摂取期間ではインスリン感受性の低下,食後血糖値と空腹時インスリン値の上昇が観察されました。
また、アーモンド摂取によってBMIと腹囲は大幅に増加しましたが、アーモンドによる糖代謝への悪影響は、体重増だけが原因とは言えませんでした。
ただし、これまでにアーモンドの心血管系に対する有益性は示されているため、食事へどのように取り入れるかについては、今後何らかの指針が必要かもしれないと著者は述べています。
💭アーモンド50gは40粒前後の量であり、これだけの量を毎日食べるのでなければ、アーモンドの害についてはそれほど気にしなくても良いかもしれません(食べると心血管系へのメリットもありますし)。ただ、肥満や糖尿病予備軍の方は、摂取量に気をつけていただくと良いのかなと思います。
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