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認知症は病気ではない。 ごく自然な老化現象。

そもそも認知症は病気ではないないんですよ。原因がわからずに分類されてない症状なんですよ。
そもそも、アルツハイマー型認知症に然り、
脳血管障害性認知症
前頭側頭側型認知症
レビー小体型認知症、など認知症の大部分を占める認知症は、脳血管障害型認知症を除いては老化現象に伴う脳細胞のアポトーシスによる脳神経細胞による萎縮だ。
また、脳血管障害型認知症は生活習慣から起因した生活習慣病から起因している。



要は、認知症は日々の日常生活を送ったなかで生じる人生の後半〜最期にかけて起きる人間の自然現象なんですよ。

私が勤めている認知症病棟では、認知症治療で認知症の進行を遅らせる薬の処方・与薬、BPSDを抑える抗不安薬の処方・与薬、
アクティブな精神症状(暴言・暴力)に対して鎮静剤の投与などなど、日々、患者は薬漬けの状態で、その結果、薬の過剰投与で過鎮静になりADL(日常生活動作)の低下で寝たきり状態、終いには経口からの食事も拒否もしくは食べられなくなり、経鼻経管栄養などで鼻から管を入れたり、胃に穴を開けて(PEG)栄養注入したりし、最期まで強制栄養を強いられる。これが「日本の老いを看る残酷な現実」なんすよ?
タイトルに戻るが、認知症は病気ではないという所以は、人間は老化現象に伴い脳神経細胞はアポトーシス(自滅・細胞死)する。
それは脳細胞に限らず加齢に伴う全身の細胞にも言える。

だから、認知症ケアで認知症が治るわけでもなしに結局は人間の終末は認知症という名の生態現象なのですよ。
それゆえ、認知症という名の生体自然現象を治療するというのは荒唐無稽なのですよ。
個人的な体験談では自宅から認知症の診断ででうちの認知症病棟に来る患者は環境の変化に順応できずまた家族との交流が減ることで認知症はさらに悪化する。

個人的な意見なので参考にしないでもらいたいのですが、認知症(年相応のボケ)が出たら薬も何も使わず家族が責任を持って家で過ごせるような社会福祉・在宅介護福祉の社会保障体制を充実すべきだと私は思いますかね。だって、認知症は病気ではなく老化現象なのですから、老いた人々を自宅で最期まで過ごせるよう支えるような社会保障福祉国家になってほしいものですわね。


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