![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107117377/rectangle_large_type_2_72f386ef1d0bf5e3a931fd8bddd5cb9c.png?width=1200)
やけくそをきみの丘から見おろすと……
シリーズ・現代川柳と短文 134
(写真でラジオポトフ川柳222)
![](https://assets.st-note.com/img/1685642381679-j9ryFYKkY4.png?width=1200)
これは山、これは丘、と仕分けていくのが山岳鑑定士の仕事だ。決して楽な内容ではない。1時間に数百の山岳を仕分けると目や腰は限界に達し、若さにまかせていつまでもできる仕事ではないな、と痛感する。山と思ったものが丘だったり、丘と思ったものが山だったり。そんなミスが増えてきて、山岳鑑定士はひっそりと引退する。退職金はその後の人生を安心して過ごせる額にはほど遠いから、多くの場合、山岳鑑定士の経験を活かした第二の職につかざるを得ない。
▼これまでの「現代川柳と短文」は以下から!