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【実体験】仕事から逃げて自分を取り戻した
こんにちは。
らくらふと会社員 てっちぃです。
この記事では、
「楽しむスキルで豊かなマインドを手に入れる」
ということをテーマに、
「てっちぃ」という一会社員のマインドをシェアしております。
会社員生活の中で「悩み」「不安」「葛藤」「生きにくさ」
を抱えている方に少しでも心のゆとりを持って
いただけるような内容をお伝えいたします。
また、より伝わりやすくなるように
「記事と音声」によるコンテンツ共有をしていますので
是非同時にお楽しみいただければ幸いです。
音声はこちらのポッドキャストからお聞きいただけます
■今回のテーマ
今回はてっちぃの実体験をお話させていただきます。
結論から言うと、タイトルにもある通り、
「仕事から逃げた事で自分を取り戻せた」
というお話です。
何故、逃げなければならなかったのか。
そして、どう自分を取り戻したのか。
それまでにどんな気持ちだったのか、ということを
お話する事で、今お仕事がつらい人、逃げたくても逃げられない人、
逃げた後どうなってしまうのか不安な人などに
少しでも「生きやすい」気持ちになってもらえれば幸いです。
もちろん、私の職場環境やまわりの人間関係などが
皆様と全く同じというわけではございませんし、
逃げなければならない相手も違うでしょう。
でも、環境は違えど、抱えている悩みや不安による精神的ストレスは
ご自身を追い込み、本来の自分では無くなっている事は一緒です。
私の職場でも、逃げずに進み続けて、結果的にフェードアウトしてしまう方たちを近くで見てきました。
しかも、企業としてはいわゆる「ブラック」のカテゴリーではないにも関わらずです。
恐らくどんな会社にもありえる事だと思いますし、逆に「良い会社」の方が「逃げずらい」ということがあるかもしれません。
是非、逃げる勇気を持ってください。
ただ、決して逃げ慣れをしてはいけません。
今回お話するのは、一度の退避でリセットさせることの大切さです。
ただ逃げるだけではありません。
考えて考えて逃げた後の戻り方をイメージするんです。
ご興味があれば、続きをお読みください。
■逃げたいと思った理由
まず、私が逃げたいと感じた理由についてお話いたします。
私は勤続20年が経ちます。
こんなにも逃げたくなったのは、つい3年ほど前の事で
店舗勤務から本社勤務に異動になった頃でした。
店舗勤務の時は、仕事の覚えも早く、お客様からの評判も良く、先輩や後輩からも慕われるような存在でした。
自分で自画自賛を書くのはすこぶる恥ずかしいですが、我慢して進めます。
社内評価の良さから、昇給も同年代より早かったですし、「店長」という役割を任命されたのも早かったです。
正直、自分に自信はありました。
そして、それを全面に出さず謙虚な気持ちも忘れず、努力をし続ける人材という「役割」を全力で全うしていました。
※これは今でもそうですが。
そうです、仕事での自分はある程度キャラクターです。
それは、皆様少なからずあることなのかなと思いますが。
このキャラクターで仕事をするには犠牲にしなければならないものがあります。
「ネガティブな言動」と「本心」です。
店舗勤務の中での成績が認められ、本社の部署へ抜擢されました。
初めての本社勤務でしたが、気持ちは昂り、やる気に満ち溢れていました。
ただここで、今までのキャラクターづくりで培ったものが仇となり始めます。
基本的には仕事の内容は好きでしたし、思いのほか慣れないPC作業に苦戦することもありませんでした。
ただ反面、今まで出さなくてもよかった「本心」や「ネガティブな意見」を必要とされることが多い事に気づき始めます。
それが、どうしても出せないんです。
少しでもキャラを崩す事で、自分に対するまわりの反応が変わるのが怖いんです。
それに加え、人間関係でも悩まされますし、
注意や指摘をされ続け、「怒られている」と錯覚するようにもなってきます。
こんなにも自分の仕事が認められなくなっている事にだんだんと萎縮し始めます。
そうなってくると、毎日が恐怖と不安で夜も眠れず、その恐怖に勝る対策など全く考えられなくなってきてしまい、いつしか逃げることばかりを考えるようになっていました。
■どうやって逃げたのか
最初は、「逃げる=辞める」という意識が先行し、辞めたい辞めたいと考えるようになりました。
もちろん、そんな勇気もスキルも無いので今があるのですが。
実際に今までも店舗から本社へ抜擢されたにも関わらず、上手くいかず店舗へ戻ったり、長期療養になってしまう人もいたので、なんとなくこういうことだったのか、と実感したり、ある程度の覚悟はしていました。
ここまで読んで、そもそも企業としての環境課題があって、組織的に改善が必要だよね、と感じると思いますが、そのあたりはもちろんその通りです。この環境は改善しなければなりません。
しかし、当事者としてはそんなことは待っていられませんし、他責にしたところで何の環境変化も巻き起こりません。それが組織です。
その中で私が考えていたことは、「店舗へ戻る」事でも「うつ病を待つ」事でもありません。
「辞めたい」という事は思い続けてましたが、その前に何かできるのではないかという事です。
よく、プライドは捨てろとか、できなくて当たり前と考えろとアドバイスをもらったりもします。
それは痛いほど実感したのですが、本当の本心を言うと、一度ついた自分への自信なんてそう簡単になくせません。
だから、そのような自信がある上で、「自分から休もう」と決めました。
この時、実際にはもう少しがんばれたんじゃないかな、と思ってます。
恐らく他の人たちが療養になってしまう環境よりもまだ恵まれているという実感もありました。
このままの気持ちで無理して出社する事もできたかもしれません。
でも、この時点で「休もう」と決めました。
上司に「休む」と伝える事で、あー、こいつもダメだったか、というレッテルを張られるのは覚悟しましたが、ある朝、電話でしばらく休みたいと伝え
逃げました。
ここでは、特に気持ちを偽ることなく、精神的な現状を話し、
「1週間」の休暇をいただく事にしました。
■どう戻るか
さて、ここからが一番重要なところです。
「休む」決断とそれを伝える、という事は少しの勇気があればできます。
是非、その勇気を出して自分の気持ちが壊れる前に自分から休んでください。
という事は強く言いたい事ではあります。
でも、一番大切なのは、どのようにして戻るかです。
完全にダウンされ、休まざるを得なくなることと、自分から休むことの決定的な違いは、「戻る決断」だという事です。
精神的な病気と診断され、産業医にかかり、診断書をもらうようになった場合、戻る際にも第三者の見解が必要となってきます。
でも私はその状況になる前に自分の意志で「アウト」と「イン」の判断をする事に全神経を使いました。
あくまでも、「自分の決断」と認識する事で今後の立ち振る舞いや生きやすさを向上させる事を意識していたからです。
休んでいる時は常に、戻った後の謝罪、仕事、会話、行動、一日の流れや一カ月のスケジュールなど、あらゆるパターンをイメージする事に時間を費やしました。
正直きつかったです。何度も涙が出てきました。自分の情けなさにです。
ゆっくりと療養して、精神を安定させながら復帰を考えていく、という事が必要な人ももちろんいらっしゃると思います。
もしかしたら、その方がおすすめの復帰方法なのかもしれません。
もちろん、その方法を否定する気は全くありませんが、
私自身のマインドとして、「自分のやり方で復帰する」事で、今回の経験をスキルアップにつなげてやろうと模索していたのです。
ほんの少し、自分の精神を犠牲にして、より強い自分になれるチャンスをつかみたかった、というのは良く言いすぎですが、そんなマインドがありました。
そして、イメージにイメージを重ね、1週間後、いや正式には5日間で復帰しました。
復帰する時は完全な状態であることを前提としてほしいです。
中途半端な気持ちのまま復帰すると、同じ事を繰り返します。
一度逃げたら次も逃げやすいです。でも2度同じ風に逃げたら、自分の感覚もまわりからの心象も全く異なってしまいます。
それでもよければ逃げ続けて下さい。
私はあくまでも自分のキャラを貫き
通したいという思いから、1度の退避で完全復帰するパターンを選択しているだけですので。
■復帰後の実感
「精神的苦痛から自ら休暇を申し入れ5日間で復帰した」
経験から、実感している事としては、、、
自ら休んで大正解でした。
今となっては想像でしかありませんが、あのまま我慢して出社を続けていたら、完全にうつ病となり自らの意志では無く出社できなくなってしまったかもしれません。
2~3か月の療養となった場合、精神的には完全復帰したとしてもまわりからの評価は変わっていたかもしれません。
もちろん、仕事の評価なんかより自分の精神や体の方が大切です。
だから、その人に合った選択をするのが最善です。
しかし、何度も言うように私てっちぃは
「自分自身の決断認識」
「仕事上のキャラクター」
を創り出すことで、「楽しさを創出」している節があります。
約3年前に決断した事は、今でも私のスキルやマインドの糧になっていますし、5日間の休暇がマイナスになっているとは全く感じません。
改めて言いますが、「休む」事をおすすめしているわけではありません。
結果的に休む事になるのなら、自分で休むことを決断してほしいという事です。
「自ら休む」事で復帰後のイメージを創り上げる時間を創出してください。
そして、勇気を出して休んだら、中途半端に戻らないで下さい。
休み中は精神を安定させる期間だと思わないで下さい。
イメージしすぎるほどイメージしなければ何の意味も無い休みといっても過言ではありません。
最後に厳しくなってしまいましたが、何かを変えるには自分自身がどこまで変われるかなんです。
自分が変わらず環境が勝手に変わって行くことに、自分の成長はありません。
今回もお読みいただきありがとうございました。
■ご相談
てっちぃのマインドにご興味をお持ちいただけて
もう少し具体的にお話したいな、
という方がいらっしゃいましたら是非ご連絡下さい。
note記事、音声、以外で不定期での座談会や
個別面談なども実施しております。
お気軽にtwitterにてDMをいただければ
ご相談させていただきます。
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