エジプト旅行記 Ⅱ (ルクソール/アスワン)
この記事では
世界一安く乗れるという気球のツアーに参加をしたこと
ネフェルタリのお墓
ルクソールからアスワンへタクシー移動
について書こうと思います
ルクソール気球ツアー
実は、エジプト旅行を調べるまで
エジプトで気球に乗れるということを知りませんでした
トルコのカッパドキアやカンボジアのアンコールワットは知っていたんだけど
エジプトで人生発の気球体験ができるなんて
しかも、世界遺産を上から見れるなんて
前日の午前中にホテルのツアーデスクで送迎付きのツアーを申し込み!
※人気のあるツアーで前日だと埋まってしまう可能性もあるから前々日には予約した方が良いとのこと( by ホテルのツアーデスクの人)
前日ギリギリに申し込んだのには理由があって
2013年に起こった「ルクソール熱気球墜落事故」の内容を見て前日まで決めきれなかったから
気球に乗っていた21人のうち19人が亡くなったという本当に悲惨な事故
日本人観光客も亡くなっている
トルコで気球に乗るにはオフシーズンで16,000円〜、ベストシーズンだと32,000円〜もするみたいなんだけど
ここルクソールは送迎付きで4000〜5000円で乗れてしまう
良い機会だし人生で一度は乗ってみたかったものの少し怖かった
(おそらく10年前の自分だったらそこまで気にしなかったけど、歳を重ねるにつれて危ないことは避けようという意識が出てきていた)
それに天候(少しの風)によってキャンセルの可能性もあるとのことだったので、前日まで待って翌日の天候を確認したかったのもある
結局、今ここで乗るしかない!と決めて前日にツアーを申し込みました
朝4:45 ホテルにお迎え
向こう岸に着いて、また車に乗りこみ気球手前まで来たんだけど
なぜかツアーの車が動かない
どうやら風が少し強いから待機らしい
危険という判断なら残念だけどキャンセルはしょうがないかなと思っていた
結局40分くらい待たされたけど大丈夫とのことでツアーの車が一斉に動きました
15名くらいで一つの気球に乗ったよ
火の近くは結構熱い!
感動ー
気球がどんどんと空高く上がっていき、横に流れていく
王家の谷やハトシェプスト女王の葬祭殿を空の上から見ることができ
ナイル側越しには朝日が見えて
今まで味わったことのない種類の感動を体験した
気球が降りる地点の手前で、気球を下すために作業をする男性がたくさん走ってくるよ
そして降りる直前には全員で下にしゃがんで無事着陸!
8時頃現地を後にしてホテルに一旦戻りました
アスワンに向かう前に
どうしても、絶対に、見ておきたかった
ネフェルタリのお墓へ
ネフェルタリのお墓
これまた現地のタクシーを手配して移動しました
古代エジプトで最も偉大なファラオと謳われたラムセス2世の第一王妃として寵愛を受けたネフェルタリのお墓
ラムセス2世がどれほどネフェルタリを愛していたのかは、アブ・シンベル神殿でも見ることができます
続編でお話します
ネフェルタリのお墓のエントランスに到着!
入場は1日150人限定なのだとか
私がどうしても見たかったネフェルタリのお墓は
入場料1600EGP(当時のレートで7,104円)と高額!
+通常の入場料がかかります
ここはずば抜けて高いけど、それにしてもエジプト観光の入場料は基本全部高いです・・泣
観光客プライスなのはもちろんだけど為替も影響して
学生の時にバイトで懸命にお金を貯めて貧乏旅をしていたような当時の私からしたら考えられない入場料です
エジプトの遺跡観光を本当に楽しむなら、貧乏旅はできないと痛感しました
10分見るのにタクシー代と合わせて12,000円はかかったことになります
やはり入場料の高さもあるのか、王家の谷と比べたら全然観光客はいません
いざ中へ!
色鮮やかなレリーフに、入った瞬間心が奪われました
修復されているとはいえどこんなに鮮やかで綺麗なんて
3300年くらい前に建てられているんですよ
10分で見れる大きさだけど、レリーフをじっくり見ていたので10分は過ぎていたと思います
(前室に入った時点で圧倒されて立ち止まっていたし)
ネフェルタリのお墓を見るのに1万円近くかかるので躊躇する方もいるかと
値段が高すぎてそもそもパッケージツアーに含まれていないことが多いので
個人で手配しないといけないような遺産ですが
私が断言して言えることは
私がこのエジプト旅行で一番感動をした世界遺産は、このネフェルタリのお墓だということ
エジプトで主要な世界遺産はほとんど行きましたがここの美しさは別格でした
タクシーでホテルに一旦戻っていざアスワンへ
と思いきや
タクシーのお兄さんよ
勝手に僕の知り合いのお店に寄るのね
前日のタクシードライバーとは違う人なんだけど
また "僕の知り合い"です
私はすぐにアスワンに向かうと最初から伝えているにも関わらず
ドライバー:「アラバスター知ってる?」
私:「知ってるよ」
アラバスターは、乳白色の鉱物で大理石のような色合いのもの
この鉱物で作ったお皿とか置物がお土産として有名だよ
興味がない感じで返答します
このドライバーが連れていきたいから聞いてきているのがもちろん分かっているから
ドライバー:「アラバスターはここら辺の伝統品でね、古代エジプトの時から使われていてねー」と
多分10分くらい話されていたよ
アラバスターのお皿とかすごい素敵なのは確かなんだけど、"僕の知り合い"経由で買うのは本当避けたい
私:「うん、すごいのは分かるんだけど私すぐにアスワンに行かないとだから」
ドライバー:「もうすぐそこだから、ちょっと見るだけ見てよ!」
私:「私荷物増やしたくないから土産買わないし行っても意味ないんだけど」
ドライバー:「大丈夫大丈夫!見るだけ」
私:「いや、早くホテルに戻ってアスワンに行かないとだから」
道中にあるアラバスター店の前で止まりました
ため息
(別に時間に余裕はあったからいいんだけど)
そのお店にはタクシーチャーターで連れて来られただろう観光客が数人
一通り見るだけ見て帰るかと思っていた
興味がある感じを出したくなかったから店内の写真は取らなかったんだけど
正直一目惚れするほど素敵!
アラバスターの置物やお皿、花瓶などがたくさん!!
1つ気に入った置物の値段聞いてみたら60ドルとか、高いのね
人差し指くらいの大きさの置物だったら15ドルくらいだと
携帯で相場を調べながら交渉を始めてしまって
結局下の2つを25ドルでクローズしました笑
こういう観光客がいるから商売が成り立っているんですね汗
ルクソールからアスワンへ
ホテルに戻れたのは13時頃
アスワンまでチャータータクシーで3時間くらいかかるからそろそろ行かないと
実は、私複数のタクシードライバーと交渉してて最終的に一番安くしてくれた人にしたんだけどね
前日に断っていたタクシードライバーにホテルの前で待ち伏せをされていました笑
この待ち伏せしていたタクシードライバー前日にしつこくて
断っても「僕の弟は日本人と結婚しているんだよ!」とかずっと話してくる
最後の最後には「僕マッサージの資格持っているからマッサージもできるんだよ」
「私疲れているからマッサージいいねー!」
とでも反応すると、思っているんでしょうか・・
興味ないとはっきりと言ってその場を去ったというのが前日にありました
このドライバーは待ち伏せしてタクシーからニヤニヤと微笑みながら声をかけてきたけど
60ドルで決めてくれた別のタクシードライバーの車に乗り込みいざアスワンへ!
ちなみに、タクシー以外の交通手段として鉄道、大型バス、ミニバスがあります
鉄道は外国人向けには早朝しか運行していないので時間が合わなかったのと、ミニバンや大型バスでも1,000~2,000円しか変わらないとのことだったのでタクシーにしました
長時間のタクシー移動は
必ずGoogle Mapを片手にドライバーがきちんと目的地に進んでいるかを常にチェックしています
ひたすら砂漠の中を駆け抜けて
中間地点でドライバーと休憩を入れました
一人旅の移動の時は特に、見窄らしい格好をすることを心掛けているので
お見苦しい写真かと思いますが
優雅にエジプシャンコーヒーを飲みながらシーシャを吸っております
道中にドライバーは
ここも寄らないか?とか色々と話しかけてきましたが
疲れているから無理と言い張っていたので
すんなりとホテルに向かってくれました
ありがとう!
お腹空いたー!
タクシーのぼったくりが面倒だったので20分くらい歩いてアスワン駅近くのレストランへ
その後はホテルの向かいにあるシーシャ屋でのんびり夕陽を眺めながら過ごしました
この夕陽を見て何を考えていたかと言うと
あのクレオパトラが、カエサルとともにナイル川を巡る船旅に出た時にここを通ったんだよなーって
神殿まで付いている豪華客船で400隻も引き連れていたようだし
さぞかし目立ったことでしょう
当時(2100年くらい前かな?)ここに住んでいて実際にクレオパトラ一行を川沿いから見ていた人の気持ちになってみて
想像を膨らませていました笑
昔から思っていることがあるんだけど
何千年前にも遡って当時の様子を再現できる何かができればいいなーと
AIか何か画期的な技術で、映画の再現とかではなくね
Google Mapみたいので
場所:エジプト アスワン
西暦:紀元前50年
と設定したら当時の再現ストリートビューがすぐに見れるようなもの
夢のまた夢を見ていますが、歴史を知れば知るほど実際に近いものを見たいと思ってしまうものです
しかし本当に紀元前の遺跡を見ることができて私は幸せを感じています笑
次の日はアブ・シンベル神殿へ!
これまたタクシーで3時間半の移動から始まるので
続編とします
続編へ続く
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