#24 言いたい事は1つまで
【私の仕事術:❸資料作成のコツ】
資料は1枚のスライドに、言いたい事1つ
企画書や提案書などパワーポイントで作る資料は、つい気持ちが入りすぎて「あれも言いたい」「これも言いたい」と1枚のスライド(ページ)に詰め込みすぎてしまう傾向があります。特に若手社員やパワーポイントに慣れていない方は顕著です。
あれもこれも言いたいとなっていると、説明を聞いている方は「一体、このスライドで何が言いたいの?」となって、相手に伝わりません。
ですので、パワーポイントで資料を作る際は、基本的に
「1枚のスライドに、言いたい事は1つ」
というルールを設けて作りましょう。ですから、言いたい事が3つあるなら、スライドは3枚作るという事になります。
では実際の作業をイメージしてみましょう。
❶自分の言いたい事を付箋やメモ用紙に書く
順番とか関係なく、頭に思い浮かんだ順でいいので、いいたい事を1つにつき1枚書いていきます。例えばこんな感じで、思いつくまま書いてみましょう。
❷紙芝居のように書かれた紙を並び替える
次に、紙を並び替えて、話の流れを考えてみましょう。どんな順番で話すのが効果的か、いろいろな手法がありますが、まずは自分の説明しやすい順番で大丈夫です。
並び順は、本当に人それぞれの特徴が出て、十人十色です。なので、あまり気にしなくていいです。
❸紙の追加や削除をする
そして、並べたものを見て「これも追加で言いたいな」とか「話が飛躍しているから1枚、説明のスライドを足した方がいいかも?」というのが出てきたら追加しましょう。逆に書いてみたものの、話の流れにあわず、どこにいれたらいいかわからない、順番に迷うというのがあったら、思い切って削除してしまうのもありです。
全体の流れが決まったらあとは、それぞれ1枚ずつスライドを作りこんでいけば、OKです。
このスライドではこれを言う!というのが決まると、プレゼンテーションの時に説明もしやすくなりますし、聞いている方もわかりやすくなります。
また全体を俯瞰してみる事で、自分が本当に言いたい事が何かが見えたり、逆にそれほど重要ではないものも見えてきます。
まずパワーポイントで資料を作る時は、ぜひこの方法で全体の流れを作ってみてください!
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