僕と彼女を繋ぐもの《2》
夏休みが開けてから一週間がたった。
いまだに、あのときの感覚を忘れられない。
ちなみにこの前の写真は現像してもらった後、写真の出来に我ながら感心してしまい、
自分の部屋にあるこれまで撮った写真を貼っているコルクボードに同じように貼った。
見るのは僕だけだし、彼女の言っていたことは守れるだろう。
きっとあんな体験はもう二度と出来ない。
だけど、できることならもう一度、彼女を撮りたい。
この気持ちは一体何なのだろう。
「…ろ、…ヒロ!」
「っ、ごめんなさい!」
自分に向けられた