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tomboy作:吾輩は猫である

吾輩は猫である。
吾輩には人間に勝手につけられた名前がある。

一つ目は”野良猫”。
これは吾輩がホームレスだった時につけられた名前だ。
どういうい意味なのかは知らん。

腹はへっても💩は出る


二つ目は”Gimba”(ジンバ)。
これは人間につかまって、変な場所に連れていかれた時に人間が吾輩をそう呼んでいた。
人間はその場所を"Foster"(一時的な里親)と言っていた。

ヤンチャな日々


三つ目は”梅”。
今同居しているズボラな兎に勝手に名付けられた。
このアル中兎とは、既に十年以上の付き合いになる。
吾輩をけなしたりもしてくるが、悪気があるわけではなさそうだ。
飯をくれるし吾輩も年を取ってからのホームレス生活は厳しいし、とりあえずは一緒にいてやるか。
最近はヘンテコな狸も一緒に住み始めた。
こんな肉食兎と一緒に住みたいだなんて、とんだ物好きもいるもんだ。

若干性格と体型が丸くなった猫


しかしこの兎も狸も、やれハイキングだのやれクライミングだのやれカヤッキングだの、よう喋っている。
山に登ったからって何だってんだ?
岩登りがそんな面白いわけ?
水の上に浮かんで、魚の一匹も取らんのなら意味無かろう!

うるせぇ……


こいつらの考えてることは、吾輩には理解しがたい。

あとこの二匹が結婚するんだかしないんだか、吾輩の知ったこっちゃない。
ただニートでアル中で自分勝手でだらしない兎と一緒になったら、狸はきっと苦労するだろうな。
ご愁傷様。

本当にメスなのか疑問だ


また兎がビール飲んでやがる……

こいつ酒くせぇ……


ビールってそんなに美味いのか?
どれ、ちょっと吾輩も舐めてみるか。
ペロ。

狸に幸あれ


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