【ハンドメイド連載】Atelier Amulet of Butterfly Will (20) ~クリスタルオーロラとアメシストドロップのイヤリング~
みなさん、こんにちは。禧螺です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
今月は、メンバーシップの初月無料期間です。
私自身は、メンバーシップ加入へのクリエイター様が増えたことによって、ますますそちらへの記事作成やコンテンツ作りに力が入りそうです。
情熱が傾くままに、その方向に力を入れても悪くないですよね。
私を含め、みなさんそれぞれの取組みが、後に大きな実りとなりますように。
メンバーシップのホームページはこちら↓
不明な点がございましたら、コメント欄や「クリエイターへの問い合わせ」機能で、お申し付けください。
素材の無限の組み合わせが滾る
「【ハンドメイド連載】Atelier Amulet of Butterfly Will」シリーズ
の日です。
「そのシリーズって、何するの?」と、ご興味を持っていただけた方は、下の記事をご覧いただけますと幸いです。
それでは、参ります。
💜
夜明けの前の深い闇。
絶望の闇は、自分の中の記憶に刻まれた崇高なるものと邂逅する。
お前はそれでも行くか、私はそれでも行く。
意志を示したその空は、その決断を祝福するかの如く、
純白の煌めきを飾るのだ。
💜
本当は3月に更新予定でしたが、都合によって今になってしまった
「クリスタルオーロラとアメシストドロップのイヤリング」
です。
正式な商品名称は、ネットショップでお確かめください。
これも初期作成したAmuletの一つで、現在では製造されていないのか、もしくは手に入れるのが限りなく難しくなった素材を使用してしまっているため、今回が誰か手にしてくれるかもしれない最初の相手のために、最後の製作となりました。
多くの素材がありふれている様を見ると、パーツなんていくらでも生み出されると錯覚してしまいそうになるのですが、こんな便利な時代になっても、手に入らないものは出てきます。
私は、この先「まだしばらくは、供給が続くだろう」とたかをくくっていましたが、その考え方が甘いことを、今になって思い知ったのです。
もう少し早く始めていれば、もっとこの素材を使って、違う作品も作れたかもしれない、もっと違うアクセサリーができたかもしれない、表現が違ったかもしれない、そんな後悔もしました。
しかし、その後悔があるからこそ、このアクセサリーがより愛しく感じるのだと思います。
もう手に出来ないその素材は、かつて多くの人に愛され、いろいろなクリエイター様に様々な形にしてもらえ、多くの記憶を刻み込んできています。
その記憶の1ページに、私の作品も加えていただけて、現地の職人さんが作り上げた「美しさ」を使わせていただけることは、作り手として誇りであり、光栄なことです。
ここで、ビーズで使用した色をご紹介します。
ハンドメイド界隈ではみなさんそんなに気にされないことだろうと思いますが、ここに参入してきた頃の私が思った素朴な疑問
「ABって、どういう……?」
がありました。
このAB加工の歴史を知った上で使っているので、この素材を使う時はどんな作品であっても、気合いを入れて取り組んでいます。
「AB」というのは「Aurora Borealis(北極光)」、いわゆるオーロラのことで、クリスタルの表面に、オーロラのように光り輝く加工を施す方法を指しており、ビーズ色の名前の後に「AB」がつくものは、この加工が施されていることを示しています。
1956年に、スワロフスキー社がクリスチャン・ディオール社と共同開発した特殊加工のクリスタルとして知られています。
今では様々スワロフスキー社のみならず、様々なガラスメーカーやガラスビーズにも、AB加工が見られます。
いろいろなメーカーさんのAB加工を見てきていて感じたことで、当たり前かもしれないですが、同じ加工法の素材でも、見え方や光り方が違います。
気にならない方は気にならないだろうと思うのですが、作風によって、メーカーを使い分けている作家様がいるだろうと思うくらいに、その表情がガラリと変わるのです。
クリスタルガラスビーズで言えば、おそらくガラスのカット面やカット数にも、AB加工の見え方が影響しているものと思われますが、まだそこまで学習が進んでおりませんので、この辺で語りを済まそうと思います。
私自身は、なんとなく輝きの加減違いが認知できるので、複数のメーカー様の「クリスタルAB」は持っていて、作品によって使い分けています。
並べてみると「うん、やっぱ違うよね」と納得してしまう自分がいるのでした。
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また、このハンドメイド作品をはじめ、すべての作品は、自創作に存在していそうなものをイメージして制作しています。
イメージ元になっている自創作はこちら↓
このイヤリングは、イサベルが住む塔から見える夜更けをイメージしたものです。
小説の本編にも、夜更けのシーンや闇を連想するシーンがあるのですが、私自身も太陽の光が白くうっすら見えている、この世界と遙か彼方にあるなにかとつながるようなあの時間帯が好きなことも相まったことで、頑張って本編に組み入れました。
ただ、イサベルがこの時に迎えた夜更けは、なんとも意味深で不思議な光景で現れるのですが「その暗さがあるからこそ」とも言えるのです。
これ以上に詳しい情景は、本編をご覧くださいませ。
(4月9日に、表現をリメイクしたバージョンを公開する予定です)
なにもかもを包み込む闇もあれば、光をはらんだ闇もあって、どういう作用を引き金に闇が広がるのか、はたまた光が広がるのか、誰にもわかりません。
私なりに一つ自覚していることは、自分が抱える闇も暗さもあるからこそ、今の私があって、活動を続けることができ、ご縁をいただけている人に出会えているのだと、思っています。
明け方が一番暗いと言いますが、その暗さがなければ、光があることのありがたさや安心感が全然わからないまま、むしろ、あって当たり前のように認知し続けていたかもしれません。
そうして「今あることは、これからもあって当たり前」という高慢な生き方になるのだけは、生涯を通して律して生きたいです。
イサベルの持つ闇は、反転させると「彼女だからこそ持てる光」です。
ただし、まだ夜更けの段階なので、目覚めの日が昇るまで、もう少し時間がかかる状態だといえます。
それでも日の差す方向に行こうとする彼女の頭上は、オーロラの光りの如く、日の光もそれを支えてくれようとしているのかもしれません。
闇があるからこそ、光を知り、その恩恵を預かれることがあるのだと思います。
それは、私達の生きる世界も例外ではありません。
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みなさんに、ここで出逢えて嬉しいです。
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。
それでは、今日はここまでです。
みなさんの本日が、素敵なものでありますように。
【最新情報】
【minne店】
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もうひとつのネットショップ、【STORES本店】もございますが、こちらから進んでのご案内はさせていただいていません。
本店へのアクセス方法は、下記の要項をご覧くださいませ。
全文は下の記事にてご確認ください。
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SNSでの活動場所を、lit.linkにまとめました。
マップ代わりにどうぞ。
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2023年4月から、メンバーシップを開設しました!
メンバーシップは、複数のプランを開設しておりますので、詳細をご確認の上、参加をご検討いただければ幸いです。
メンバーシップのプラン詳細は、以下の記事をご覧ください↓
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ワンコインミニセッション(500円)を開設いたしました。
詳しい申し込み方法、セッションの流れは、
に掲載しております。
ご自身のタイミングや縁で、必要になりましたら、ご利用いただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
また、セッションのご感想も別記事にて掲載しておりますので、よろしければご覧くださいませ。
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上のかわいいお花の絵文字は「なるの推し活」様からお借りしました。
ありがとうございます💐